元マクラーレン・ホンダ代表ブーリエ、F1フランスGPのマネージング・ディレクターに就任

2017年F1日本グランプリでのエリック・ブーリエcopyright Mclaren

かつてマクラーレン・ホンダのチーム代表を務めていたエリック・ブーリエがこの度、母国フランスGPのマネージング・ディレクターに就任した。ブーリエは昨年2月に戦略的アドバイザー兼アンバサダーとして同グランプリの運営組織に加入。今年は更に大きな権限を手にする事になる。

フランスGPのクリスチャン・エストロシ社長は、昨年のフランスGPでのブーリエの働きと貢献を強調した上で、より積極的な立場でイベントを盛り上げてくれる事を期待するとの声明を発表した。一方のブーリエは「この美しく素晴らしいグランプリに関与する事ができ誇りに思う。イベントの成功に貢献したい」と述べた。

ブーリエは2010年から2013年までロータスF1のチーム代表を務めた後、マーティン・ウィットマーシュの後任として2014年にマクラーレン・ホンダのチーム代表に就任するも、成績不振とスキャンダルの責任を問われる形で2018年7月4日にチームを離脱した。

レース主催者はブーリエのMD就任と合わせて、2020年シーズン第10戦として6月28日にポール・リカール・サーキットにて決勝を迎える今年のグランプリでの改善施策「モビリティー・プラン」を発表した。

この計画案にはサーキットへのアクセスを容易にすべく、シャトルサービスエリアの拡大や観戦者用のキャンプサイトの拡張、カープール(渋滞緩和のためのマイカーの相乗り)利用者のための優先レーンの設定など、様々な渋滞緩和策が盛り込まれている。

F1フランスGPは2018年に10年ぶりカレンダーに復活したものの交通事情が悪く、セッション開始後もサーキットに辿り着けないファンや関係者が続出し、批判にさらされた経緯がある。

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