待望初得点のアルピーヌに続くか、ウィリアムズ「軽量化に役立つアップグレード」をイモラに投入
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ウィリアムズのスポーティング・ディレクターを務めるスヴェン・スミーツは、2024年FIA-F1世界選手権第7戦エミリア・ロマーニャGPで、軽量化に繋がるアップグレードをFW46に投入する事を明らかにした。
前戦マイアミGPではピエール・ガスリーの10号車A524がアップグレードされた事で、アルピーヌの2台が798kgの最低重量を達成。エステバン・オコンの10位フィニッシュにより待望の今季初ポイントを獲得した。
スミーツはイモラ・サーキットでの週末に先立ち、「今後の数レースを通して導入する予定の軽量化対策がクルマの全体的なパフォーマンス向上に繋がる事を期待している」と説明した。
また、複数年の契約更新が発表されたばかりのアレックス・アルボンは「今週末は軽量化に役立つアップグレードを持ち込む予定だから、改善を通してチームとして復活できればと思ってる」と語った。
フェラーリやレッドブルを含め、3戦ぶりの非スプリントイベントとなるイモラでは多くのチームがクルマの改良を予定している。
ローガン・サージェントは「スプリントレースが続いていたけど、通常のイベントフォーマットに戻る事で、イモラでは週末を通して積み上げていき、セットアップを微調整する事ができる」と語った。
オーバーテイクが困難なイモラでウィリアムズが今季初ポイントを獲得するためには予選での上位進出が欠かせない。
スミーツは「イモラ・サーキットは高速で、カレンダー最長のDRSゾーンの一つを持つコースだが、それでもなおオーバーテイクは難しい。この事実は週末のレース戦略に影響を与える事になる」と語る。
「天気予報では日曜に雨が降るリスクは非常に低いとされており、今週末のイベントで天候が大きな役割を果たす可能性は低くなってきている」
ウィリアムズはザウバーと並び開幕6戦を経て未だポイントを獲得できていない。
F1エミリア・ロマーニャGPは日本時間5月17日(金)20時30分からのフリー走行1で幕を開ける。予選と決勝を含めた全セッションはDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。