セルジオ・ペレス「無理もない」スピン喫したルクレールに理解
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レッドブル・レーシングのセルジオ・ペレスはF1第4戦エミリア・ロマーニャGP決勝で2位フィニッシュを果たし、2016年マレーシアGP以来となる1-2フィニッシュをチームに捧げた。
3番グリッドのペレスは1周目にシャルル・ルクレール(フェラーリ)を抜き去り2番手に浮上。1回目のピットインの際にルクレールにオーバーカットを許して一旦は後退したもののすぐにポジションを奪還した。
ルクレールはペレスとの差を常に2秒以内に保って好機を窺い、50周目にソフトタイヤに履き替える攻めの一手を打った。ペレスはその翌周に反応。同じくソフトを履いてコースに戻った。
ルクレールはペレスとの差を詰めるべくプッシュするも、残り10周のバリアンテ・アルタ(ターン14・15)で縁石に乗り上げスピン。これによってペレスは2位表彰台を確実なものとして残りのレースをクルーズした。
ルクレールがミスするのも無理はない
セルジオ・ペレス決勝: 2位, グリッド: 3番手
タフだったけど楽しいレースだった。この手のコンディションでは完走することが何より大切だ。こういう状況では容易にミスを犯してしまうし、足元がすくわれやすいから楽じゃないんだけど、クリーンなレースができたし、トラブルを回避できた事が凄く重要だった。
スタートも再スタートも上手く決める事ができたし、チームの戦略も素晴らしかった。
インターミディエイトでのスティントではタイヤの温存を考えていたんだけど、それでもデグラデーションが大きく、終盤にはシャルルがかなり速かったから、抑え込めて良かったよ。
シャルルとのバトルはかなり激しかった。常にアンダーカットの範囲内に入ってくるし、何とか振り切ったと思ったら今度はピットインしてくるんだから、互いにハードだったと思う。
2人ともタイヤに熱が入っていない状態でプッシュしていたから、シャルルに対して公平に言えば、あれはミスしやすい状況だった。
信頼性の問題やリタイヤなど、シーズン序盤は厳しい状況が続いていたから、今日のこの結果はチームにとって大きな成果だと思う。
4月24日(日)にイモラ・サーキットで行われた2022年F1第4戦エミリア・ロマーニャ・グランプリ決勝レースでは、ポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペンが通算22勝目を上げ、2位にセルジオ・ペレスが入った事で、レッドブルが6年ぶりの1-2フィニッシュを果たした。
マイアミ・インターナショナル・オートドロームを舞台とする次戦マイアミGPは5月6日のフリー走行1で幕を開ける。