フェルスタッペンの走りを高く評価するディ・レスタ「過去18ヶ月に渡るベストドライバー」

ポール・ディ・レスタのインタビューに応えるマックス・フェルスタッペンcopyright Red Bull Content Pool

元F1ドライバーのポール・ディ・レスタは、2019年シーズンのF1世界選手権におけるベストパフォーマンスとして、オーストリアGPとドイツGPでのマックス・フェルスタッペンの走りを挙げた。英国出身の33歳は現在、F1での経験を元にして、解説者としてテレビ番組に出演している。

ポール・ディ・レスタはフォース・インディアとウィリアムズでのF1現役生活を終えた後、DTMドイツ・ツーリングカー選手権への参戦を経て、2018年より耐久レースに身を投じ、ユナイテッド・オートスポーツからル・マン24時間レースやWEC世界耐久選手権に出走。2016年からは、英スカイスポーツの解説者を務めている。

英誌Motor Sportのインタビューに答えたポール・ディ・レスタは、今季F1で最も素晴らしかった走りを聞かれ「ホッケンハイムと同様に、オーストリアでも傑出したパフォーマンスを示していた」と答え、マックス・フェルスタッペンの名を挙げた。

フェルスタッペンは、レッドブルの母国レースでのスタートの際にアンチストールに見舞われ、1周目に2位から8位にまで転落したものの、その後は驚異的な追い上げをみせ、2006年のジェンソン・バトン以来となる勝利をホンダにもたらした。これは同時に、メルセデス以外のマシンが優勝を果たした今季初のレースでもあった。

ドライとウェットが混在する大混乱のレースとなったホッケンハイムリンクでのドイツGPでは、フェルスタッペンが2勝目を挙げた。このレースでは、同じホンダ製F1パワーユニットを搭載するスクーデリア・トロロッソのダニール・クビアトが3位表彰台を獲得。ホンダにとっては、1992年以来27年ぶりのダブル表彰台という喜ばしい結果となった。

ポール・ディ・レスタは2020年シーズンのチャンピオンシップについて、タイトルを獲得するのはメルセデスAMGのルイス・ハミルトンと予想しながらも、「僕としてはマックスがタイトルを得る姿を見てみたいと思ってる。彼は過去18ヶ月間に渡って、僕が考えるベストドライバーであり続けた」と語った。

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