コンチネンタルタイヤ、電動SUVレース「Extreme E」のプレミアム・パートナーに就任

フォーミュラE CEO、 アレハンドロ・アガグ氏 写真右: コンチネンタル タイヤ部門、 ヨーロッパ、 中東およびアフリカ地域 エグゼクティブ・バイス・プレジデント フィリップ・フォン・ヒルシャイト

コンチネンタルタイヤが、フォーミュラEから派生したオフロード電動SUVレース「Extreme E = エクストリームE」に出資。創設パートナーとして、フォーミュラEと協力しながら2021年の1月の初開催に向けてプロジェクトを進めると共に、2021年にはプレミアム・パートナーとなる事が発表された。

電動SUVとコンチネンタルのタイヤテクノロジーを使用するこの新シリーズは、世界でも環境条件が著しく厳しい地域で開催される。初シーズンには全12チームが参加する予定。コンチネンタルタイヤは「ヒマラヤ山脈、インド洋岸、北極圏、さらには砂漠や熱帯地方での走行においても、完璧なロードグリップ性能を保証する」と述べ、今年4月のプロトタイプ車でのテストに向けて開発を進めている。

タイヤ部門のプレジデント兼コーポレート購買責任者を務めるニコライ・ゼッツァーは次のように述べ、「持続可能性」の重要性を訴えた。

「この度、エクストリームEのパートナーになることができ本当に光栄に思う。この非常に新しいレーシング・スポーツは、弊社のウルトラ・ハイパフォーマンス・タイヤの性能を、地球上で最も過酷な環境下において実証するよい機会となる。この冒険的なオフロード・シリーズのドライバーは、どのような路面条件であれ、タイヤの性能が安全性に直結しているということを、身をもって体験することだろう」

「このシリーズにおいて重要なことのひとつは、気候変動や環境に対する責任ある対応、そして重要な生態系の保護といった現在と未来の課題に対して、観客の意識を高めることにある。持続可能性は弊社の目標の上位に位置しているが、これはエクストリームEの目標と完璧に一致している」

「エクストリームEは、世界をより早く持続可能な世界とするための助けができると確信している」フォーミュラEの創設者兼CEOのアレハンドロ・アガグは、同シリーズの存在意義を強調する。

「私は電気自動車技術の進歩とクリーン・モビリティ戦略が、地球規模の気候変動を阻止するための取り組みに与える影響に常に強い関心を持っている。我々にはこの野心を現実のものにしてくれるドリームチームがいる。ジル・ド・フェランはモータースポーツ界のリーダーだし、それぞれの分野で最高の人材と評されるデイビット・デ・ロスチャイルドとフィッシャー・スティーヴンスの2人もチームに加わる」

「さらに、コンチネンタルタイヤを創設パートナーに、CBMM (カンパニア・ブラジレイア・メタルジア・イ・ミネラソン) をニオブのサプライヤーに迎えることで、エクストリームEは大きな支援を受けることができる。エクストリームEという持続可能なモータースポーツとエンターテインメントの概念は、商業的にも非常に魅力的なものとなるだろう」

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