フェラーリ、シャルル・ルクレールにF1初優勝飾った2019年型「SF90」贈る
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スクーデリア・フェラーリは2021年F1第2戦エミリア・ロマーニャGPを前に、シャルル・ルクレールに2019年型F1マシン「SF90」を贈った。これはルクレールにとってキャリア初優勝を飾った想い出深いマシンだ。
ザウバーから移籍した1年目の2019年、ルクレールは第13戦ベルギーGPでポール・トゥ・ウインを達成しキャリア初優勝を飾った。これは同じスパで行われたF2レースで、カート時代からの友人であるアントワーヌ・ユベールが事故死した翌日の出来事だった。
ベルギーを制したこのシャシーは、翌イタリアGPでもポール・トゥ・ウインを飾った。ルクレールは、フェルナンド・アロンソがモンツァで優勝した2010年以来、実に9年ぶりの母国優勝をマラネロとティフォシに献上した。
ルクレールは2021年4月9日(金)、Instagramを通して自宅にSF90が届けられた事をファンに報告した。
この年のルクレールはドライバーズ・ランキング4位に付け、フェラーリは総合2位と活躍したものの、燃料不正使用疑惑に伴うFIA技術指令書の発効を機に競争力を落としたチームは翌2020年に6位にまで転落した。
復活目指すフェラーリは今年、パワーユニット及び車体双方に大規模なアップデートを投入。開幕バーレーンGPでのダブル入賞を経て、4月18日のイモラでの母国レースで更なる躍進を目指す。