2023年のウィリアムズF1シート、噂の”あのドライバー”の起用をアメリカGPで発表か…仄めかすカピートCEO

オースティンのウィリアムズのポップアップストアでマイクを握るニコラス・ラティフィ、2022年10月20日F1アメリカGPCourtesy Of Williams

ウィリアムズF1チームの来季のシートは既に確定的な状況なのかもしれない。ヨースト・カピートCEOは、F1アメリカGPの週末にローガン・サージェントの起用発表が行われる可能性に言及した。

Crash.netによるとオースティンで開催されるアメリカGPを前に、アレクサンダー・ロッシに続く次のアメリカ人F1ドライバー誕生の時期についてファンから質問されたカピートCEOは「土曜のニュースを追えば何か分かるかもしれない」と答えた。

Courtesy Of Williams

ウィリアムズ育成傘下のローガン・サージェント、2022年10月21日F1アメリカGP

母国F1アメリカGPのフリー走行で100km以上を走破したことで、FIA-F2選手権でランキング3位につけるサージェントは、F1参戦に必要なスーパーライセンスポイントを1点加算。これにより通算ポイントを28点とした。

発給要件の40点までは後12点。アブダビでの最終戦を残す今季のF2でランキング5位以上を手にすれば2023年デビューの資格を得る事になる。

仮にペナルティポイントを科されずにシーズンを終えれば追加で2点を稼ぐ事ができる。その場合はランキング6位で条件を満たす。

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サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)でウィリアムズFW44をドライブするアカデミードライバーのローガン・サージェント、2022年10月21日F1アメリカGP FP1

ただし、実際にライセンスが取得できるかどうかは11月の最終戦の結果次第だ。確かにランキング5位以上の可能性は高いものの、ランキング7位のリアム・ローソンとの差は17点しか離れていない。

サージェント起用を発表するのであればアメリカGP以上に適切なタイミングは存在しないが、スーパーライセンスの取得が確定していない以上、今週末に発表が行われるとはにわかには考えにくい。

文脈的に「土曜」は、アメリカGP予選が行われる10月22日を指すものと理解されるが、カピートCEOは「今週の土曜」とは言っていない。

続報:ウィリアムズ、サージェント起用へ

フロリダ州出身の21歳は母国でのFP1デビューセッションで、同じFW44をドライブしたアレックス・アルボンから1.9秒遅れの19番手タイムをマークした。

セッションを振り返ったサージェントは「今日の主な目標は、できるだけ多くを学ぶことだった」と語った。

「正直なところ、いい意味で裏切られたよ。クルマの挙動はこれまで慣れ親しんできたF2とは全く違っていた。高速域での反応は良いし、ブレーキングも最高だった」

「 まだ改善すべき点はたくさんあるけど良いスタートが切れたと思うし、今日の出来には満足してる」

「チャンスを与えてくれたウィリアムズとドリルトン・モータースポーツに心から感謝したい」

なおカピートCEOは今季限りでハースのシートを喪失する可能性があるミック・シューマッハについて「間違いなく我々の選択肢の1人だ」と述べ、2023年の候補者リストに名前がある事を認めている。

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