フェラーリF1育成傘下のカラム・アイロット、2022年インディカーにフル参戦! フンコス・ホリンジャー・レーシングから

フンコス・ホリンジャー・レーシングのインディカーマシンを駆るフェラーリF1育成傘下のカラム・アイロットCourtesy Of Ferrari S.p.A.

フェラーリのF1テストドライバーであり、アルファロメオのF1リザーブドライバーでもあるカラム・アイロットが、フンコス・ホリンジャー・レーシングから2022年シーズンのNTTインディカー・シリーズにフル参戦する事が決まった。

フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)所属の22歳のイギリス人ドライバーは昨年のFIA-F2選手権でランキング2位に輝き、今季はF1での役割と並行してGTワールドチャレンジ・ヨーロッパに参戦。今月初めのポートランドGPでインディカーデビューを果たした。

Courtesy Of INDYCAR

フンコス・レーシングから初参戦するフェラーリF1育成のカラム・アイロット、2021年9月11日インディカー第14戦ポートランド予選にて

その後、シーズン残り2レースへの継続参戦が発表され、ラグナセカ・レースウェイでの2戦目を終えて今週末に開催される伝統のロングビーチに臨む。

フル参戦という事で未経験のオーバルにも出走する事になるため、今年の後半のいずれかのタイミングでテストが行われる予定だ。

「西海岸での3連戦の最後の週末を迎えて、来年もフンコス・ホリンジャー・レーシングからシリーズに参戦する事を発表できて本当に嬉しい」とアイロット。

「ここ数戦は、全てをまとめ上げるために懸命に学んできた。その結果、幾つかポジティブな結果が得られたし、取り組むべき内容も分かってきた」

「今週末はトラブルなくレースを戦い自分の力を発揮したいと思ってる。すべてをうまくまとめ上げれば良い仕事ができるはずだ」

「僕らのポテンシャルは前2戦よりも高いと思う。今求められているのはスムーズに週末を過ごす事だ。最終戦でそれが上手く成し遂げられる事を願っている」

アイロットはデビュー戦となったポートランドで予選19位と健闘したものの、決勝ではターン1で多重クラッシュに巻き込まれてしまい、その後、電気系統のトラブルと思われる理由によってリタイヤした。

ライバルチームの大部分が今季中にテストを行っていたラグナセカでは予選26番手、決勝22位と苦戦した。

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