アロンソのメルセデスF1移籍の憶測、煽るブリアトーレにラッセルが思わず…!?
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フェルナンド・アロンソのマネージャーを務めるフラビオ・ブリアトーレは2月12日(月)、Instagramに一枚の写真を上げた。それにはモナコのレストラン「COVA」でメルセデスのトト・ウォルフ代表と共にコーヒーを飲む様子が収められていた。
ルイス・ハミルトンのフェラーリ電撃移籍発表を経てアロンソは、カルロス・サインツやアレックス・アルボン、アンドレア・キミ・アントネッリらと共に、7度のF1王者の後任候補、ジョージ・ラッセルの時期チームメイト候補の一人として名前が挙げられている。
アロンソは現時点でのシルバーアローとの話し合いを否定しているが、どのような目的での”お茶”かはさておき、ブリアトーレがウォルフと会って件の話をしないとは考えにくい。
無論、この写真が12日(月)に撮られた保証はなく、1年前といった過去に撮影したものを上げたという可能性も否定はできない。
ただ一つ確かな事は、この写真を投稿することが憶測という名の火に油を注ぐ結果となることをブリアトーレが確信していたであろうということだ。この日はアストンマーチンの2024年型F1マシン「AMR24」の発表日だった。
2024年末で現行契約が満了を迎えるアロンソはまず何よりも先に、現役を続行するのか、それともキャリアに終止符を打つのかを決断する必要がある。
42歳のスペイン人ドライバーは、引退ではなくF1でのキャリア続行を選んだ場合、「最初に話し合うのはアストンマーチンだけだ。なぜならそれが僕にとっての唯一の優先事項だからね」と述べチームへの忠誠心を示しつつも、メルセデスを含むライバルにとって自身は「魅力的」な存在だろうとして、アストンとの交渉が決裂した場合は他チームへの移籍を検討する可能性を認めている。
ブリアトーレは何故、この写真を公開したのだろうか。2ヶ月後の74歳の誕生日を前に注目を浴びたかっただけなのか。それともアストンとの交渉に備えた仕込みなのだろうか。メルセデスの影を具体的にチラつかせれば、より有利な条件を引きだす事が可能になるかもしれない。
その真意は定かでないが、ハミルトンの現チームメイトはブリアトーレの投稿を気に入ったようだ。ラッセルはその他大勢のファンに混じって投稿に「いいね!」した。