ハートレー、ホンダ最新PUと改良エアロの相乗効果に期待「高い競争力を期待できる」
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トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーが、2018年FIA F1世界選手権第20戦ブラジルGPに先立って抱負を語った。昨年のレースでハートレーは、40周目にパワーユニットのトラブルに見舞われリタイヤに終わった。
前戦メキシコでは週末を通して上位10台に食い込む速さを示していたハートレーだが、肝心の予選でミスを喫しただけでなく、決勝でも不運なトラブルに見舞われ12位フィニッシュ。5秒ペナルティのために、最終14位と不本意な結果に終わった。
トロロッソ・ホンダSTR13は、高地対策の一環としてメキシコで旧型スペック2エンジンを搭載。今週末のブラジルと最終アブダビでは最新型のスペック3を使用する見通しとなっている。満を持して持ち込まれた新型エアロパッケージも効果的に機能しており、ハートレーは「遥かに高いパフォーマンスが期待できる」と述べ、最新エンジンと空力アップグレードの組み合わせが生む競争力に期待を示す。
遥かに高いパフォーマンスが期待できる
ブレンドン・ハートレー
ここ数戦の僕のペースは本当にファンタスティックだったし、オースティンではポイント圏内でフィニッシュする事ができた。続くメキシコでは実力に相応しいリザルトで終えられなかったけど、力強いスピードを示す事ができた。だから、シーズンの残る2レースに向けては、凄く前向きな気持ちで挑む事が出来る。
ラスト2戦ではホンダの最新スペックエンジンを使う事になるけど、これが以前のものと比べて遥かに高いパフォーマンスを与えてくれる事は既に分かっている。それに、新しい空力キットも効果を発揮してるし、僕のドライビングスタイルに合ってるように思う。
ブラジルに行くのが楽しみだよ。ここは昔ながらのトラックで、昨年もF1マシンで走ってるし、WEC世界耐久選手権時代にもレースをしてるからよく知ってるコースなんだ。昨年は運がないことに技術的なトラブルでリタイヤしなきゃならなかったから、今週末のレースを心から楽しみにしてるんだ。
過去のレースを紐解けば明らかなように、ここでは天候がレースを興味深いものにするし、重要な鍵を握ってる。今年の僕らのマシンパッケージは、トリッキーなコンディションで上手く機能する傾向がある。天気がどうであれ、良い形を作れると思ってるし、ポイント獲得を目標にレースをすることは間違いないだろうね。
ブラジルGPの戦いの舞台となるのは、1周4,309m、カレンダーの中でも珍しい反時計回りのインテルラゴス・サーキット。ドライコンディションとなった昨年のグランプリでは、2番グリッドのセバスチャン・ベッテルが1周目にラップリーダーに躍り出てそのまま優勝。2位にバルテリ・ボッタス、3位にキミ・ライコネンという結果だった。
F1ブラジルGPは日本時間2018年11月9日(金)22時からのフリー走行1で幕を開ける。