13番手フェルナンド・アロンソ「インテルラゴスではコンマ1秒が命取り」Mclaren

ガレージからコースへと向かうマクラーレンのフェルナンド・アロンソ、F1ブラジルGP初日 2018年11月9日copyright Mclaren

F1第20戦ブラジルGP初日プラクティスに挑んだマクラーレンF1チームは、フェルナンド・アロンソが13番手とまずまずの結果を残した一方、ストフェル・バンドーンは技術的なトラブルに見舞われた事もあり、17番手で初日を終える事となった。

1回目のフリー走行ではアロンソに代わって来季デビューが決定しているランド・ノリスが走行を担当。順調に走行を重ねて16番手タイムでフィニッシュした。アロンソはノリスからステアリングを引き継ぎ、FP2でエアロとタイヤに関する評価テストを実施。計画されていたプログラムを全てこなして、1分10秒332の13番手タイムでマシンを降りた。

バンドーンは両方のセッションでトラブルに見舞われ走行時間をロス。にもかかわらず、今週末の予選と決勝に向けての準備ではなく、来シーズンのマシン開発のためのテストに従事する事を強いられ、1分10秒596の17番手タイムで初日を締め括る事となった。

スポーティング・ディレクターのジル・ド・フェランは「マシンバランスは一貫して改善傾向にある」と述べ、全体としてまずまずの一日だったとの認識を示した。マシンを降りたアロンソは「インテルラゴスではコンマ1秒が命取り」と語り、1周僅か4km余りのコースでは些細なミスが大きな代償に繋がるとして気を引き締めている。

マクラーレン:ブラジルGP初日を終えて

フェルナンド・アロンソFP1: -位, FP2: 13位

良い金曜日になったよ。僕はFP1を走ってないし、もう一つのタイヤコンパウンドを履くチャンスもなかったけど、必要な情報は全部集める事ができたし、予定していたテストも全部消化できた。FP2では赤旗で少しばかり中断になってしまったけど、スムーズなセッションだったしね。これから洗いざらい全てを分析する。明日はもっと競争力があることを祈ってるよ。

インテルラゴスでは毎年そうだけど、コンマ1・2秒の差でポジションが5つも6つも変わってしまうんだ。だから、今夜は正しいセットアップ方法を見つけ出して、明日の予選でラップを完璧にまとめ上げられる状態にする必要がある。やるべきことは山積みだけど、かなり自信あるよ。

ストフェル・バンドーンFP1: 19位, FP2: 17位

理想的な一日にはならなかった。両方のセッションで問題が出てしまい、十分に走り込む事が出来なかったんだ。FP1では来シーズンのためのテストと準備をしなきゃならなかったから、週末に向けてやりたい事は出来なかった。でも、時々そういう事もあるよ。

明日は全ての問題が解決して、真っ当に走れる事を祈ってる。ブラジルGPでは毎回フィールド全体が凄くタイトだから、マシンからコンマ1秒でも速いパフォーマンスを引き出す事が大事なんだ。明日の予選では出来る限りタイムを縮めて、持てる力を全て発揮したい。

日曜日も天気が怪しいみたいだね。僕らに有利に働いてくれると良いんだけど。荒れたコンディションになり、かつデグラデーションが酷いような状況になれば、僕らにチャンスになると思う。明日はもう少し良い日になって欲しいところだね。シッカリと準備をして予選に臨み、結果がどうなるかを見てみるよ。


初日をトップで締め括ったのはメルセデスAMGのバルテリ・ボッタス。2番手ルイス・ハミルトンを1000分の3秒という僅差で退けた。3番手には100分の7秒遅れでフェラーリのセバスチャン・ベッテルが続く結果となった。

F1ブラジルグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間11月10日(土)23時から24時まで、公式予選は同26時から1時間に渡ってインテルラゴス・サーキットで開催される。

F1ブラジルGP特集

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