メルセデス、F1アブダビGPでボッタスのエンジンを交換、ペナルティによる後方スタートが確定
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メルセデスAMGは2019年F1アブダビGPの開幕を前に、バルテリ・ボッタスのパワーユニットを一式を交換すると発表した。これに伴いボッタスは、ヤス・マリーナでのレースでペナルティを受け、後方スタートとなる。
前戦ブラジルGPでは珍しく、メルセデス製パワーユニットがトラブルに見舞われた。4番手争いを繰り広げていたボッタスは、終盤に差し掛かろうかという52周目、車体後方から白煙を吐いてバックストレート上でマシンを止めた。
レース序盤からオイル消費に異常が確認されていたため、ピットウォールは状況を注視していたが、最終的に油圧が失われリタイヤを強いられた。
メルセデスによると、ボッタスは「今週末に向けてフラッシュなパワーユニットを得る」との事で、これにより「ペナルティを受けるため、グリッド後方からスタートする予定」だという。つまり、どのコンポーネントを交換するのかは現時点では明らかにされておらず、正確な降格グリッドは不明だ。
チームはコンストラクタータイトルを既に手中に収め、ボッタス自身もまた、ドライバータイトル2位を確定させているため、グリッド降格を科されたとしても失うものは何もない。今回新しく投入されるコンポーネントは、1戦のみ保てば良いわけで、どの位のパワーを絞り出せるのか興味深いところだ。