罰則乱舞のF1ベルギーGP公式スターティンググリッド、角田裕毅含む8名が降格
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角田裕毅(アルファタウリ)を含む8名の予選リザルトに降格ペナルティが反映されたため、2022年のF1第14戦ベルギーGPのスターティング・グリッドは近年としては珍しいほど大きく変動した。
ヨーロッパラウンド最終3戦の中で最もオーバーテイクが容易なスパ・フランコルシャンでは、パワーユニット交換に伴い以下の6名が予選を前に「バック・オブ・ザ・グリッド」を命じられた。
- マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
- シャルル・ルクレール(フェラーリ)
- ランド・ノリス(マクラーレン)
- エステバン・オコン(アルピーヌ)
- ミック・シューマッハ(ハース)
- 周冠宇(アルファロメオ)
また上位6名の最後尾組に加え、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)には20グリッド降格が科せられた。ボッタスは予選を前に既に、降格組の中での最上位、14番グリッドが確定していた。
ただ、決勝を前にアルファタウリが角田裕毅に対し、今季5基目となるICE(内燃エンジン)、ターボ、MGU-H/K、エキゾーストを開封。FIAテクニカル・デリゲートの許可なく作業を行ったために、本来であれば13番グリッド(予選19番手)に着くはずがピットレーンスタートとなり、代わりにその位置にボッタスが収まる事となった。
その結果、ボッタスは20グリッド降格ペナルティを受けながらも7ポジションアップを果たす事となり、今回の降格祭りによって最も大きなゲインを得たドライバーとなった。
逆に最も多くを失ったのは予選最速を刻んだマックス・フェルスタッペン(レッドブル)で、13ポジションダウンだった。
ペナルティ適用後の公式スターティンググリッドは以下の通り。
Pos | Driver | Team | Qualifying |
---|---|---|---|
1 | C.サインツ | フェラーリ | 2(+1) |
2 | S.ペレス | レッドブル | 3(+1) |
3 | F.アロンソ | アルピーヌ | 6(+3) |
4 | L.ハミルトン | メルセデス | 7(+3) |
5 | G.ラッセル | メルセデス | 8(+3) |
6 | A.アルボン | ウィリアムズ | 9(+3) |
7 | D.リカルド | マクラーレン | 11(+4) |
8 | P.ガスリー | アルファタウリ | 12(+4) |
9 | L.ストロール | アストンマーチン | 14(+5) |
10 | S.ベッテル | アストンマーチン | 16(+6) |
11 | N.ラティフィ | ウィリアムズ | 17(+6) |
12 | K.マグヌッセン | ハース | 18(+6) |
13 | V.ボッタス | アルファロメオ | 20(+7) |
14 | M.フェルスタッペン | レッドブル | 1(-13) |
15 | C.ルクレール | フェラーリ | 4(-11) |
16 | E.オコン | アルピーヌ | 5(-11) |
17 | L.ノリス | マクラーレン | 10(-7) |
18 | 周冠宇 | アルファロメオ | 13(-5) |
19 | M.シューマッハ | ハース | 15(-4) |
20 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 19(-1) |