”残酷な11位”にも関わらず「実はかなり満足」とリカルド、”弾むような足取り”でサマーブレイクへ

11位フィニッシュ(最終10位)を経てインタビューに応じるダニエル・リカルド(RBフォーミュラ1)、2024年7月28日F1ベルギーGPcopyright FORMULA 1

2024年のF1ベルギーGPを終えてダニエル・リカルド(RB)は、後一つでポイントが得られる「時にかなり残酷」な11位フィニッシュに終わったものの「実はかなり満足してる」と上機嫌だった。

ジョージ・ラッセル(メルセデス)の失格に伴い最終的には10位入賞を果たしたが、レース後のインタビューに応じた際はまだ、”惜しくもポイント獲得を逃したドライバー”だった。

僅かにポイントに及ばなかったことについて問われたリカルドは、Q3進出相当のポテンシャルを感じながらも、ランプランによりQ2敗退に終わった前日の予選に触れて「同じような感じだね」と切り出した。

「実は自分たちの仕事にはかなり満足してるんだ。ただ残念ながら、それは報われなかったけどね」

「11位というのは時にかなり残酷だ。1ポイントは僕らにとって大きな意味を持つからね!この中団争いでは1ポイント、1ポイントが重要だ」

「僕らは本当に力強いレースをしたと思う、でも…残念ながら、他の連中も力強いレースをした。残り数周でコンマ数秒のリードを持っていたけどオコンにやられてしまった」

「オコンの方が少し速かったし、タイヤも少しフレッシュだった。だから踏ん張ろうとしたんだけど…あと数周短ければね!」

「残念だけど…兎に角、自分のベストを尽くすしかない時もある。その点において僕らは週末全体を通してよくやったと思うし、笑顔で、そして胸を張ってここを後にして夏休みを迎えられるよ」

シーズン序盤こそリカルドは、チームメイトの角田裕毅に大きく遅れを取っていたが、前半戦終盤には見劣りしないパフォーマンスを発揮するまでに調子を上げてきた。

自身の改善を実感しているか?と問われたリカルドは「間違いないね」と答えた。

「前半戦全体が好調だったら良かったんだけど、そうはならなかった。前半戦の最初の半分で苦戦していたのは明らかだ!何かを見つけ出して改善する必要があったのは間違いなかった」

「そしてモントリオール以降…、多分、あれ以来、プレッシャーが大きくなってきたように思う! まぁ、シルバーストンは例外だったけど、それ以外は自分の実力に見合ったレースを戦えたように感じている」

「週末を終えるたびに、より満足感と充実感を感じられるようになったから、それができたことは重要だね」

「おかげで弾むような足取りでサマーブレイクに入れるし!気持ちも前向きだし!ザントフォールトに戻ってまたレースをするのが楽しみだよ」


2024年F1第14戦ベルギーGPではトップチェッカーを受けたジョージ・ラッセル(メルセデス)が失格となり、僚友ルイス・ハミルトンが昇格の今季2勝目を挙げた。

F1サーカスはこれより4週間弱のサマーブレイクを迎える。ザントフォールト・サーキットを舞台とする次戦オランダGPは8月23日のフリー走行1で幕を開ける。

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