レーシングポイント、新たな門出でダブル入賞「完璧な形での再出発」
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新生レーシングポイント・フォースインディアは8月26日(日)の第13戦F1ベルギーGP決勝レースでセルジオ・ペレスが5位、エステバン・オコンが6位フィニッシュを果たし、新しい門出を最高の形でスタートさせた。
旧フォース・インディアは、エントリー権の問題から新規参戦という形を取りベルギーに参戦。チャンピオンシップ分配金確保のために、これまでに積み重ねてきた選手権ポイントを放棄してレースに臨んだ。
レーシングポイント:F1ベルギーGP決勝を終えて
エステバン・オコン決勝: 6位, グリッド: 3番手
今日のレースには満足さ。僕らの速さに相応しい順位でレースを終える事ができたと思う。好スタートを切ってターン1でセバスチャン(ベッテル)のイン側に飛び込んだ。彼の蹴り出しのほうが良かったんだけど、ストレート速度には自信があったし、ケメルストレートでトップに立てるか勝負したんだ。
ベッテルとルイス(ハミルトン)のスリップが使えたおかげでトップスピードが伸びたけど、飛び込みの際にイン側にスペースがなくて、結果セルジオの後ろに後退してしまったんだ。でもフェアなレースができたと思うし良かったよ。
チャンピオンシップ争いに戻るために重要なポイントをたくさん取れたから、チームの再出発としては悪くない結果だと思う。週末を通じて速さがある事を確認できたし、この勢いをシーズンの最後まで続けていきたいね。
セルジオ・ペレス決勝: 5位, グリッド: 4番手
今日はチームとして素晴らしいパフォーマンスが発揮でき、完璧と言って良いほどの週末にする事ができた。唯一残念なのは昨日の予選だよ。ポールポジションまで後少しだったからね。でも、ポイント獲得できて満足さ。ドライコンディションだったからトップチームのマシンを抑える事はできなかったけど、エステバンと一緒に”ベスト・オブ・ザ・レスト”を達成できたし、これが僕らにできる最大限の結果だったと思う。
上手くスタートを決めることができて、最初の数コーナーを通過するまでに良い位置につく事ができた。その後は、一貫した力強いペースがあったから後ろとのギャップを広げて、レースをコントロールする事になった。バルテリ(ボッタス)を抑えるだけの力はなかったけど、時には全体を俯瞰してどこに戦いのポイントを定めるかっていう視点が必要なんだ。
今日僕らが成し遂げた結果に本当に満足してる。チームにとって大切なポイントを獲得して、次の数戦に向けて僕らの存在感を示す事ができた。チームの新しいスタートを素晴らしい形で始められて嬉しいよ。
決勝はオープニングラップで4台が絡む連鎖的なクラッシュ事故が発生。計5台がリタイヤを喫する波乱のレースとなった。優勝はフェラーリのセバスチャン・ベッテル。2番グリッドからポールシッターのルイス・ハミルトンを抜き去り今季5勝目。ハミルトンは2位でチェッカーを受けた。3位表彰台にはレッドブルのマックス・フェルスタッペンが滑り込んだ。