アルボン、レッドブル・ホンダでの初戦で5位「これ以上ない最高の船出」

タイヤスモークを上げながらルノーのニコ・ヒュルケンベルグとバトルするレッドブル・ホンダのアレックス・アルボン、2019年F1ベルギーGP決勝レースにてCourtesy Of Red Bull Content Pool

アレックス・アルボンは、レッドブル・ホンダでの初陣となったF1第13戦ベルギーGP決勝で、後方17番グリッドからスタートして見事5位を獲得。44周に及んだ長き戦いを振り返って「これ以上ない最高の船出」だと語った。

クリスチャン・ホーナー代表は「週末全体でのアレックスのパフォーマンスに感銘を受けた。レースの序盤は初レースという事で慎重だったのか、かなり慎重なレース運びだったが、ソフトタイヤを履いた第2スティント以降は生き返ったかのように、幾度となく素晴らしいオーバーテイクをみせてくれた」と語り、アルボンを褒め称えた。

レッドブルでの初戦で5位「これ以上ない最高の船出」

アレックス・アルボン決勝: 5位, グリッド: 17番手

ホント嬉しいよ。5位はアメージングな結果だし、レッドブルでの初戦を最高の形でスタートさせる事が出来たからね。今日は楽しい瞬間が何度もあったし、レースを心から楽しめた。緊張して今週末に臨んだんだけど、最初から5位になれるって分かってたら、飛び跳ねて喜んだだろうね。今はようやく少しリラックス出来た。

正直、難しいレースだった。最初のスティントでは、前のクルマの乱気流のせいでグリップに苦しみ、1台もオーバーテイクできなかった。でも、ピットインしてソフトタイヤに交換した後は、”これはいけるぞ!”って思えるほど、マシンが息を吹き返したように速くなったんだ。

ファイナルラップでは、芝生に片輪を落としながらも、セルジオ(ペレス)とかなり良いバトルが出来たと思う。もちろん、僕には改善しなきゃならない部分が幾つもあるから、次のモンツァまでの数日間で宿題に取り組んで、課題を克服していきたい。

この後チームと共に、レース序盤の苦戦の原因について分析するつもりだけど、僕としてもこのマシンのクセが把握できるわけじゃないし、まだまだ順応している最中だ。

メディアの皆は、僕がかなりのプレッシャーを受けながら今週末に臨むと予想してたんじゃないかと思うけど、実際にはそんな事はなく、僕はチームとのレースウイークをエンジョイしたよ。チームによって仕事のやり方が異なるのが分かったのも良い経験になった。

僕らルーキーはアンソニー(ユベール)の事をよく知っていたから、昨夜は凄く辛かった。今朝も何だか変な気分だったし、サーキットにいる間も普段とは全く異なる雰囲気だった。このレースを彼に捧げたい。


9月1日(日)にスパ・フランコルシャンで行われた2019年F1第13戦ベルギーグンプリの決勝レースでは、フェラーリのシャルル・ルクレールがポール・トゥ・ウイン。F1での初勝利を飾った。

F1ベルギーGP特集

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