F1バーレーンGP 2018《FP1》結果とダイジェスト / RedBullリカルド最速、エンジン交換のHondaガスリーは7番手
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2018年第二戦F1バーレーンGP初日金曜の1回目のフリー走行が6日金曜に行われた。舞台となるのは首都郊外の砂漠の真ん中に位置するバーレーン・インターナショナル・サーキット。週末最初の練習セッションは気温30℃、路面温度40℃のドライコンディションの中で行われた。
トップタイムを記録したのはアストンマーチン・レッドブルのダニエル・リカルド。ソフトタイヤで1分31秒060を記録し最速。一方の僚友マックス・フェルスタッペンは開始早々にターボに問題を抱え走行僅か2周、ノータイムでセッションを終えた。2番手には0.3秒遅れでメルセデスAMGのバルテリ・ボッタス。3番手は好調のフェラーリ、キミ・ライコネン。ボッタスに100分の1秒差に迫った。
陽の当たる日中に行われるFP1は、予選及び決勝が行われる夕刻以降のコンディションとは大きく異なるため、タイムシートに大きな意味はない。だが、新車のパフォーマンス向上を目指す上でこの時期に走行マイレージを稼ぐ事は大きな意味を持つ。各車精力的に周回を重ねた。
ライコネンに続く4番手タイムを記録したのは相方セバスチャン・ベッテル。ディフェンディング・チャンピオンのルイス・ハミルトン(Mercedes)は5番手につけた。手痛いピットミスで前戦オーストラリアを落としたハース勢、ロマン・グロージャンが6番手、ケビン・マグヌッセンが9番手タイムを記録。VF-18の戦闘力の高さを改めて見せつけた。チームはピットストップ練習に精を出した。
トロロッソ・ホンダ勢はピエール・ガスリーが7番手タイムを記録。チームメイトのブレンドン・ハートレーは16番手という結果に終わった。ガスリーとハートレーは合わせて53周を走り込み、全チームの中で最も多く周回を重ねた。投入された新エンジンは順調に機能しているようだ。
Top10に食い込んだ最後のチームはワークス・ルノー。マクラーレン勢を抑えて8番手にカルロス・サインツ、10番手にニコ・ヒュルケンベルグが滑り込んだ。
路面を覆う砂漠の砂ゆえに滑りやすいバーレーン、若手ドライバー達のスピンが目立った。シャルル・ルクレール(Sauber)とランス・ストロール(Williams)は共に仲良く8コーナーでコントロールを失った。ランオフエリアが広いためマシンの破損はない。ストロールは酷いオーバーテイクを訴えた。
新型フロントウイングを投入したフォース・インディア勢は、タイムを気にせずマシンの理解に努め、セルジオ・ペレスが18番手、エステバン・オコンが19番手に終わった。レッドブル、マクラーレン、フォース・インディアの3チームはアップグレードを投入している。
金曜二回目のフリー走行は、日本時間7日(土)0時からバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われる。FP2は予選及び決勝と同じ時間帯で開催される唯一の練習セッション、大きな注目が集まる。
2018年F1第2戦バーレーンGPフリー走行1(FP1)リザルト
Pos | No | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | リカルド | レッドブル | 1:31.060 | 14 | |
2 | 77 | ボッタス | メルセデス | 1:31.364 | +0.304 | 24 |
3 | 7 | ライコネン | フェラーリ | 1:31.458 | +0.398 | 18 |
4 | 5 | ベッテル | フェラーリ | 1:31.470 | +0.410 | 17 |
5 | 44 | ハミルトン | メルセデス | 1:32.272 | +1.212 | 21 |
6 | 8 | グロージャン | ハース | 1:32.516 | +1.456 | 23 |
7 | 10 | ガスリー | トロロッソ | 1:32.779 | +1.719 | 26 |
8 | 55 | サインツ | ルノー | 1:32.885 | +1.825 | 21 |
9 | 20 | マグヌッセン | ハース | 1:32.971 | +1.911 | 19 |
10 | 27 | ヒュルケンベルグ | ルノー | 1:33.104 | +2.044 | 18 |
11 | 14 | アロンソ | マクラーレン | 1:33.223 | +2.163 | 24 |
12 | 16 | ルクレール | ザウバー | 1:33.278 | +2.218 | 20 |
13 | 2 | バンドーン | マクラーレン | 1:33.364 | +2.304 | 25 |
14 | 18 | ストロール | ウィリアムズ | 1:33.379 | +2.319 | 22 |
15 | 35 | シロトキン | ウィリアムズ | 1:33.467 | +2.407 | 29 |
16 | 28 | ハートレー | トロロッソ | 1:33.497 | +2.437 | 27 |
17 | 9 | エリクソン | ザウバー | 1:33.508 | +2.448 | 22 |
18 | 11 | ペレス | フォースインディア | 1:33.662 | +2.602 | 26 |
19 | 31 | オコン | フォースインディア | 1:33.794 | +2.734 | 23 |
20 | 33 | フェルスタッペン | レッドブル | 2 |
コンディション
天気 | 晴れ |
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気温 | 30℃ |
路面温度 | 39℃ |
セッション概要
グランプリ名 | F1バーレーンGP |
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セッション種別 | フリー走行1 |
セッション開始日時 |
サーキット
名称 | バーレーン・インターナショナル・サーキット |
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設立 | 2004年 |
全長 | 5412m |
コーナー数 | 15 |
周回方向 | 時計回り |