余裕ゼロ、フェルスタッペン「本当にごめん」敗北も十二分にあり得た”予想外”のポール

予選後のピットレーンで2番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)と話をするポールのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、2024年3月1日(金) F1バーレーンGP(バーレーン・インターナショナル・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は週末を通して一度もタイムシートのトップに立った事がなかったが、3月1日(金)のF1バーレーンGP予選ではシャルル・ルクレール(フェラーリ)を0.228秒差で振り切って今季初のポールシッターに輝いた。

タイム差だけに注目すれば決してそうは見えないが、状況的にもマシン的にも紙一重のポールポジションだった。ルクレールがQ3でQ2自己ベスト相当のラップを刻んでいれば、予選を経て称賛を浴びたのはルクレールだった。この場合、フェルスタッペンは0.014秒で敗れていた。

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フライング・ラップを走るマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2024年3月1日F1バーレーンGP予選

フェルスタッペンはポールに足るだけの十分なラップを刻めなかったと感じていた。Q3最後のアタックを終えると、無線を通してレースエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼに「本当にごめん」と謝罪した。

また、クルマを降りると「ポールが獲れて本当に嬉しいけど、正直に言うと少し予想外だった」と認め、3度に渡って「幸運にも」と口にした。少なくともシングルラップに関して言えば、今週末のRB20にはパドックで予想されていたほどの圧倒的な速さはなかった。

ルクレールもまた、フェラーリが当初予想していたほどの差はレッドブルとの間になかったと明かし、クルマのポテンシャル的にはフェルスタッペンを打ち負かせるものがあったと認めた。

バーレーン予選に関しては、フェルスタッペンがポールポジションを獲ったというよりは、ルクレールがポールを逃したと表現すべきだろう。

同じバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われたテストでは快調そのものだったが、対照的に今週末はバーレーン特有の気候に苦しみ、レッドブルはRB20の最適な前後バランスを見い出せなかった。

「路面のグリップは高かったけど、この2日間は風が強くてラップをまとめるのが難しかった。予選も同じだった」とフェルスタッペンは説明する。

「テストは本当に良かったんだけどね。本当に、本当に風が強くて、クルマのバランスを取るのが難しく、予選までずっと作業が続く状態だった」

「兎に角、フロントとリアを適切なウィンドウに収めようと頑張ってきたんだけど、フロントアクスルに取り組もうとするとリアに、リアに取り組むとフロントにシフトしちゃう状況で、何とかしてもう少し快適に感じられる中間を見出そうと取り組み続けた」

「この手のコースはタイヤにかなり厳しく、路面は本当にアグレッシブだから、ちょっとしたスライドやロックでラップタイムを大きくロスしてしまう。だからクルマを改善するには、ちょっとしたことが重要なんだ」

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予選後のピットレーンでジョリオン・パーマーのインタビューに応じるマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、2024年3月1日(金) F1バーレーンGP(バーレーン・インターナショナル・サーキット)

ルクレールとのコンマ3秒弱という差については「週末を通してずっと風が吹いていて、コンディションが本当にトリッキーだったから、ラップをまとめられるかどうかで、コーナー1つ辺りコンマ1秒からコンマ15秒の違いが生まれる状況だった」と答えた。

去年より接近していると思うか?との質問に対しては「そんな感じだね。予選に入るまではずっと苦しみ続けていたし、去年の方が少し良かったように思う」と答え、ライバルが接近したというよりは、自分達がやや後退した可能性に触れた。

決勝レースに向けては「これまでかなりの数のロングラン」をこなしてきた事から、良いクルマに仕上がっていると「確信」しているとする一方、初日のロングランデータを見る限り、チーム間の差は小さく、僅かな違いが大きな差に繋がる可能性があるとして気を引き締めた。


2024年F1バーレーンGP予選ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポールポジションを獲得。2番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手にジョージ・ラッセル(メルセデス)が続く結果となった。

決勝レースは日本時間3月2日(日)24時にフォーメーションラップが開始され、1周5412mのバーレーン・インターナショナル・サーキット(BIC)を57周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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