角田裕毅、0.007秒差でQ3逃すも「自分の走りには満足」全4周でリカルド凌駕…入賞争い楽観

予選Q2敗退を経てピットレーンを歩く角田裕毅(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム)、2024年3月1日(金) F1バーレーンGP(バーレーン・インターナショナル・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

1日(土)に行われた2024年F1第1戦バーレーンGP予選で11番手を記録した角田裕毅(RB)は、0.007秒差でQ3進出を逃した事は「残念」としつつも自分の走りには満足していると述べ、「VCARB 01」はロングランが良好であるとして、決勝でのポイント争いに期待を示した。

角田裕毅は今週末の全てのプラクティスでチームメイトに先行を許してきたが、本領発揮の予選では一転、計4ラップの全てでダニエル・リカルドを上回るラップタイムを刻んだ。

角田裕毅 リカルド タイム差
Q1 1回目 1:30.881 1:31.025 -0.144
2回目 1:30.481 1:30.562 -0.081
Q2 1回目 1:31.102 1:31.126 -0.024
2回目 1:30.129 1:30.278 -0.149

Q2の最終ラップでは、ランス・ストロールを0.071秒、アレックス・アルボンを0.092秒、そしてリカルドを0.149秒差で退けるラップを刻んだが、10番手オスカー・ピアストリには惜しくも1000分の7秒届かず、11番手でクルマを降りた。

予選を終えた角田裕毅は「僅かの差でQ3を逃したのは残念ですが、自分のパフォーマンスには満足しています」と振り返った。

「僕らは昨日、特にFP2でかなり苦戦しましたが、チームは一夜にして状況を好転させるという素晴らしい仕事をしてくれました。今日のクルマのフィーリングは良かったです」

「まだ自分たちのクルマに対する理解を進めている最中ですが、それでも各セッションを通して改善しており、これまでの進歩に満足しています」

「今日は自分たちのパッケージから最大限を引き出せたと思いますが、ポイントが得られるのはあくまでもレースなので、明日に向けて集中して頑張っていきたいと思います」

Courtesy Of Red Bull Content Pool

バーレーン・インターナショナル・サーキットで計測ラップを走る角田裕毅(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム)、2024年3月1日F1バーレーンGP予選

決勝レースでのトップ10入りを楽観視しているか?と問われた角田裕毅は「確かにそうですね」と答えた。

「このクルマはロングランで良かったので自信を持っています。またレースができるのが楽しみです」


2024年F1バーレーンGP予選ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポールポジションを獲得。2番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手にジョージ・ラッセル(メルセデス)が続く結果となった。

決勝レースは日本時間3月2日(日)24時にフォーメーションラップが開始され、1周5412mのバーレーン・インターナショナル・サーキット(BIC)を57周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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