RB、”謎の競争力低下”に直面…角田裕毅「楽じゃなかった」も懸念なし「現状満足」とパーメイン
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2024年F1開幕バーレーンGPの初日を1分31秒881の15番手で終えた角田裕毅(RB)は「楽な1日ではなかった」と述べ、状況を改善できなければ予選Q3進出が難しい状態だと認めたが、同時に、必ずやそれを実現できるはずだと自信を見せた。
アルファタウリ改め、ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チームとして臨んだシーズン最初のプラクティスではダニエル・リカルドがトップタイム、角田裕毅が4番手を記録した。
これは10チームの内の7チームがソフトタイヤを履かなかった事が大きく関係していると言えるが、それでも日が沈み路面温度が10℃以上低下した2回目のプラクティスではリカルドが12番手、角田裕毅が15番手と大きく後退した。
レーシング・ディレクターとして新たにチームに加わったアラン・パーメインは、FP2で競争力が低下した理由は現時点で分からず、FP1からFP2にかけて加えた変更点を念入りに分析するつもりだと説明した。
一方で、初日は「ごく普通の1日」であり「現状にかなり満足している」とも述べ、「全体的に見れば、計画していた全てのプログラムを消化する事ができ、生産的な1日だった」と付け加えた。
両セッションでチームメイトにコンマ3秒差を許した角田裕毅は1日を振り返り、「今日は楽な1日ではありませんでした。望んでいる場所にはまだ達していませんが、まだ初日が終わっただけなので普通のことではあります」と語った。
「心配はしていません。今はたとえQ3に進むのが難しいように見えても、明日の予選に間に合うように状況を好転できるはずです」
「今夜は見直すべき事が山積みですが、僕らの目標は依然として明日、トップ10に入ることです」
2024年F1バーレーンGPの初日FP2をトップで締め括ったのはルイス・ハミルトン。2番手にジョージ・ラッセルが続き、メルセデスがタイムシートの最上位を独占した。
3回目のフリー走行は日本時間3月1日(土)21時30分から、公式予選は同25時から1時間に渡ってバーレーン・インターナショナル・サーキット(BIC)で開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。