動画:アゼルバイジャンGP《決勝》ハイライト / 世にも奇妙な接触事故
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フォーミュラ1公式Youtubeアカウントが、1時間31分に渡って行われた2019年第4戦アゼルバイジャンGP決勝レースの模様を収めた6分12秒のハイライト動画を公開した。前日の予選のように「ハイライトは波乱」となるのが特徴のバクーでのレースだが、今季は赤旗・セーフティーカーなしのクリーンなレースとなった。
オープニングラップでは、フロントローのメルセデスの2台がサイド・バイ・サイドの熱戦を展開。ターン1からターン3に向かって横並びの激しいバトルを繰り広げたが、ポールシッターのバルテリ・ボッタスが譲らず、トップの座をキープした。
25周目にはハースのロマン・グロージャンがターン15でコースアウト。接触なくエスケープゾーンへと逃れたが、ブレーキペダルのトラブルでリタイヤを喫した。31周目には世にも珍しいインシデントが発生。ルノーのダニエル・リカルドがコーナーを曲がり切れずにエスケープに。前を走行していたダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)を道連れにした。
トップ10を争っていた両者であったが、コースに復帰しようとリバースギアに入れて後退したリカルドが、停車していたクビアトに接触。互いのマシンはダメージを負い、両者リタイヤを喫した。リカルドには次戦での3グリッド降格と2点のペナルティポイントが加算。リカルドはクビアトに詫び、クビアトはこれを受け入れ水に流した。
31周目には6位入賞を手中に収めていたピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)がスローダウン。ドライブシャフトの破損によってマシンを降りた。これに伴いVSCが出動。誰もがタイヤの温度を保つことに苦しんだ中、リスタートの際にマックス・フェルスタッペンがあわやクラッシュという際どいシーンを披露するも、辛うじて踏みとどまった。