フェルスタッペン、初完走なるか?「ダウンフォースへの妥協が必要不可欠」F1アゼルバイジャンGP《preview》
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レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、2019年FIA F1世界選手権第4戦アゼルバイジャンGPに先立って抱負を語った。”ヨーロッパGP”時代を除いて、フェルスタッペンはバクー市街地コースで完走したことがなく、全てリタイヤに終わっている。
バクー市街地コースは、F1サーキットでお馴染みのヘルマン・ティルケが手がけたサーキット。ターン9とターン10の間のコース幅は僅か7mと、カレンダーの中で最も狭い。ランオフエリアがなく鉄製ガードレールがトラックを囲っているため、僅かなミスが大きなマシンダメージへと繋がる。
セーフティーカー出動率が100%である理由の一つは、ターン16からターン1に至る”事実上の超ロングストレート”。タイヤとブレーキ温度が大きく下がってしまうため、特にセクター1でクルマのグリップと制動力が大幅に低下。コントロールが困難になる。
路面のグリップ不足をダウンフォースで補いたいところだが、ストレートでのトップスピードを確保する必要があるため、そうもいかない。危険度はモンテカルロ市街地コース以上とも言える。
初完走なるか?「ダウンフォースへの妥協が必要不可欠」
マックス・フェルスタッペン
一般的に言って、ストリートコースではより多くのダウンフォースをつけたいところだけど、バクーにはロングストレートがあるからそうもいかない。だから凄く興味深いレースになるんだ。ダウンフォースに妥協しなきゃならないからグリップが低下してしまい、いろんな場所でクルマが横滑りする事になる。
© Getty Images / Red Bull Content Pool、キャッスルセクションを走行するトロロッソ・ホンダSTR13、2018年アゼルバイジャンGP初日FP1
このコースをドライブするのは本当に楽しい。特に、お城があるエリアのコース幅は本当に狭く、後で写真を見直してみると最高にクールなんだ。ロングストレートがDRSゾーンに設定されてるから、オーバーテイクに適したコースだし、様々な事が起きうるから、毎年本当にエキサイティングな素晴らしいショーになる。
アゼルバイジャンGPの戦いの舞台となるのは首都の公道を使ったバクー市街地コース。1周6003mコースには、全長2kmを超える超ロングストレートが存在する。昨年のグランプリでは、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが優勝。2位にフェラーリのキミ・ライコネン、3位にフォース・インディアのセルジオ・ペレスが続く結果となった。
F1アゼルバイジャンGPは、日本時間2019年4月26日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。