波に乗るペレスが最速!角田裕毅は僚友抑えて7番手 / F1アゼルバイジャンGP《FP1》結果とダイジェスト
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シーズン8戦目となる2022年F1世界選手権アゼルバイジャンGPが6月10日にバクー市街地コースで開幕を迎え、日本時間20時から金曜1回目のフリー走行が行われた。
グランプリ一発目のセッションを制したのは前戦ウィナーのセルジオ・ペレス(レッドブル)。チームとの2年の契約延長発表を経て波に乗る32歳のメキシコ人ドライバーが1分45秒47のトップタイムを記録した。2番手には0.127秒遅れでシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続いた。
マックス・フェルスタッペンはチームメイトから0.334秒遅れの3番手。カルロス・サインツが4番手に続き、フェラーリとレッドブルがトップ4を分け合った。 フェルスタッペンは最終盤にターン14でスピンを喫した。
金曜の首都バクーは快晴に恵まれ、セッションは気温26℃、路面温度43℃のドライコンディションでスタートした。公式タイヤサプライヤーのピレリはモナコと同じく、最も柔らかいレンジのC3からC5までの3種類のコンパウンドを持ち込んだ。
ミッドフィールド最上位はフェルナンド・アロンソ。セッション最終盤になってようやくソフトタイヤを履き、チェッカー後に5番手に躍り出た。エステバン・オコンも10番手と、今週末のアルピーヌは侮れないかもしれない。
メルセデスは激しいポーパシングに見舞われた。チームは早々にフロントサスペンションの設定を変更して対処に取り組んだ。ルイス・ハミルトンはバウンシングが激しすぎてピット入口ラインが「見えない」と報告するも6番手を刻んだ。
アルファタウリは2台揃って上々の滑り出しを見せた。角田裕毅はジョージ・ラッセルを1000分の9秒差で交わす7番手をマーク。ピエール・ガスリーはフロントタイヤをロックさせ、ターン15のエスケープに逃れるシーンがありながらも9番手でヘルメットを脱いだ。
バクーは危険と隣り合わせのコースで、常にクラッシュのリスクがある。何台かはバリアに接触し、何台かはロックアップを喫したものの、大きなクラッシュには至らなかった。ただ、2台がメカニカルトラブルによってセッションを棒に振った。
ハースのミック・シューマッハは開始早々にウォーターリークに見舞われコース脇にストップ。車両回収のためにバーチャル・セーフティーカー(VSC)が導入された。
📻 "Mick, we need to stop the car"
With liquid leaking out of Schumacher's Haas he's forced to stop early in FP1 ❌#AzerbaijanGP #F1 pic.twitter.com/bQL54rDupJ
— Formula 1 (@F1) June 10, 2022
セッションが再開されると今度はニコラス・ラティフィ駆るウィリアムズFW44がシャットダウン。再びVSCが導入される展開となった。
📻 "The car just died, it switched off the power completely"
Latifi stops out on track following an issue with his car 🛠#AzerbaijanGP #F1 pic.twitter.com/cMLFnPyD8r
— Formula 1 (@F1) June 10, 2022
2022年F1第8戦アゼルバイジャングランプリ2回目のフリー走行は日本時間6月10日(金)23時から1時間の日程で開催される。
2022年F1第8戦アゼルバイジャンGPフリー走行1(FP1)リザルト
Pos | No | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 11 | ペレス | レッドブル | 1:45.476 | 21 | |
2 | 16 | ルクレール | フェラーリ | 1:45.603 | +0.127 | 21 |
3 | 1 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:45.810 | +0.334 | 25 |
4 | 55 | サインツ | フェラーリ | 1:46.012 | +0.536 | 22 |
5 | 14 | アロンソ | アルピーヌ | 1:46.571 | +1.095 | 22 |
6 | 44 | ハミルトン | メルセデス | 1:46.667 | +1.191 | 21 |
7 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 1:46.696 | +1.220 | 25 |
8 | 63 | ラッセル | メルセデス | 1:46.705 | +1.229 | 24 |
9 | 10 | ガスリー | アルファタウリ | 1:46.830 | +1.354 | 25 |
10 | 31 | オコン | アルピーヌ | 1:46.917 | +1.441 | 21 |
11 | 4 | ノリス | マクラーレン | 1:47.691 | +2.215 | 19 |
12 | 18 | ストロール | アストンマーチン | 1:47.847 | +2.371 | 24 |
13 | 20 | マグヌッセン | ハース | 1:47.946 | +2.470 | 24 |
14 | 5 | ベッテル | アストンマーチン | 1:47.970 | +2.494 | 22 |
15 | 77 | ボッタス | アルファロメオ | 1:48.078 | +2.602 | 22 |
16 | 24 | 周冠宇 | アルファロメオ | 1:48.222 | +2.746 | 24 |
17 | 23 | アルボン | ウィリアムズ | 1:48.419 | +2.943 | 22 |
18 | 3 | リカルド | マクラーレン | 1:48.810 | +3.334 | 22 |
19 | 6 | ラティフィ | ウィリアムズ | 1:50.921 | +5.445 | 7 |
20 | 47 | シューマッハ | ハース | 1:58.332 | +12.856 | 3 |
コンディション
天気 | 晴れ |
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気温 | 26℃ |
路面温度 | 43℃ |
セッション概要
グランプリ名 | F1アゼルバイジャンGP |
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セッション種別 | フリー走行1 |
セッション開始日時 |
サーキット
名称 | バクー市街地コース |
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設立 | 2016年 |
全長 | 6003m |
コーナー数 | 20 |
周回方向 | 時計回り |