体調不良のピアストリ「週末全体でトースト4枚」過酷な状況でミスなく上司も高評価
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オスカー・ピアストリ(マクラーレン)の体調不良の程度は想像以上に酷かったようだ。F1アゼルバイジャンGPの週末を通して、ほとんど食事が喉を通らなかったという。
10番グリッドから決勝レースに臨んだピアストリは、1周目にアレックス・アルボン(ウィリアムズ)と接触するなど厳しいスタートとなり、11位とポイント圏外で終える事となった。
だが、僚友のランド・ノリスをして9位とその差は2つに過ぎず、ラップタイム的にも差は6秒ほどと、フィジカルが万全でなかった事を考えれば上出来だった。
RaceFansによると22歳のオーストラリア人ルーキーは「今日は多分、今週末の中で最も調子が良かった。フィジカル的にかなり厳しい状況が続いていて、特に昨日は本当に辛かったという中での話だけどね」と語った。
「週末全体を通してトーストを4枚くらい食べたと思う。マイアミに向けて食を戻していかなきゃならない。大変だったけど、無事に終わりを迎える事ができて良かったよ」
最後の入賞枠を掴んだ角田裕毅(アルファタウリ)との差は2.6秒だった。
「あとちょっとのところでポイントを逃したのは残念だけど、レース中盤は兎に角、ペースが落ちていて、できる事は殆どなかった」
「とは言え、体調が悪い中、こうして生き残る事ができて良かったし、いい勉強にもなった。レース中のタイヤ、より良いマネジメントのやり方について多くを学んだ」
「これからのポイント獲得に向けた争いで役に立つと思う」
「アップグレードを用意してくれた現場とファクトリーのみんなに感謝したい。間違いなく助けになった」
チーム代表を務めるアンドレア・ステラは「体調が悪いにも関わらず、仕事に集中してミスなくクリーンな週末を過ごした」として、ピアストリには「大いに関心した」と振り返った。
「週末を通してサポートしてくれた優秀な医療スタッフに感謝する。数日後に開幕する次のマイアミまでに体調が回復する事を願っている」
4月30日(日)にバクー市街地コースで行われた2023年F1第4戦アゼルバイジャンGP決勝レースでは、3番グリッドからスタートしたセルジオ・ペレス(レッドブル)がスプリントに続き逆転優勝を飾った。
マイアミ・インターナショナル・オートドロームを舞台とする次戦マイアミGPは5月6日のフリー走行1で幕を開ける。