無念リタイヤのクビアト、謝罪受け入れ「リカルドとの間に確執なし」F1アゼルバイジャンGP《決勝》
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28日(日)に行われたF1第4戦アゼルバイジャンGP決勝をリタイヤで終えたトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、レース終了の原因となった件についてダニエル・リカルドからの謝罪を受け入れた事を明らかにし、「彼との間に確執はない。終わったこと」と大人な対応をみせた。
週末を通して高い競争力を発揮し、ベスト・オブ・ザ・ベストの期待が集まったクビアトであったが、肝心のレースではそのポテンシャルを活かしきれなかった。トップ10を争っていた32周目、後続のリカルドがイン側からコーナーに突っ込んだ際、曲がり切れずエスケープゾーンに。アウト側にいたクビアトはこの煽りを受けて、同じようにエスケープに逃れた。
この際には接触はなかったものの、バックギアでコースに復帰する際にリカルドが誤ってクビアトに激突。両者のマシンは破損し、最終的に二人共がリタイヤを強いられた。一件は審議の対象となり、リカルドに対して次戦スペインGPでの3グリッド降格が言い渡された。
Objects in the rear view mirror may be closer than they appear 😬
A race-ending reversal for Ricciardo and Kvyat #F1 🇦🇿 #AzerbaijanGP pic.twitter.com/E7AFcDpxzJ
— Formula 1 (@F1) April 28, 2019
謝罪受け入れ「リカルドとの間に確執なし」
ダニール・クビアト決勝: リタイヤ, グリッド: 9番手
僕らの責任じゃない理由によってリタイアを強いられたわけだから、最高の1日ではなかったけど、レースの世界ではこういった事も起こる。ダニエルとの間に確執はないさ。彼は自分のミスを認めたし、もう終わったことだから気にしてはいない。もちろん今日はポイント獲得の自信があったから少し残念ではあるけど、あの件については何もできることがなかった。
昨日の予選はすごく良かったけど、今日はタイヤマネジメントに苦しんでしまった。何が原因だったのかを理解するために、詳しい調査をして次のレースに向けて準備を整えたい。僕らには力強いパッケージがあるし、自分たちのレースができる日が来ることを確信している 。
51周で争われた決勝レースでは、メルセデスAMGのバルテリ・ボッタスがポール・トゥ・ウイン。通算5勝目を上げて優勝した。2位はルイス・ハミルトン。シルバーアローが4連連続1-2を達成した。3位表彰台にはスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテルが滑り込んだ。