背中痛のルイス・ハミルトン「絶対に欠場しない」次戦カナダGP出走を確約

バクー市街地コースでのレースを終えて腰に手をやるメルセデスのルイス・ハミルトン、2022年6月12日F1アゼルバイジャンGPCourtesy Of Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.

メルセデスのボス、トト・ウォルフ代表が次戦カナダPGでの欠場を懸念した事を受け、背中の痛みを訴えるルイス・ハミルトンは「絶対に欠場しない」としてジル・ビルヌーブ・サーキットでの出走を確約した。

バクー市街地コースでのF1アゼルバイジャンGPから一夜を経てハミルトンはSNSを通して、理学療法士のアンジェラ・カレンによる治療を受け、4日後に開幕を迎える第9戦に参戦する意向を明らかにした。

「昨日は辛くてあまり眠れなかったけど、今日は元気に目が覚めた」

「背中が少し痛いし打撲もあるけれど、幸いにも大したことはない。アンと一緒に鍼治療と物理療法を受けたし、今はチームと共に改善のために取り組んでいる」

「僕たちは戦い続けなきゃならない。今が一番、力を合わせるべき時だし、そうするつもりだ。今週末は必ず参加する。絶対に欠場はしない」

copyright lewishamilton@Instagram

ルイス・ハミルトン(メルセデス)がInstagramに投稿したF1カナダGP参戦確約のメッセージ、2022年6月13日

ウォルフはバクーでのレースを終えて、37歳のイギリス人ドライバー、あるいはジョージ・ラッセルが1週間後に迫るカナダGPに参加できない可能性を考慮して、確実にリザーブドライバーを確保しておく事が賢明との考えを示した。

バンピーな路面のバクーでのW13は、空力的な上下動、ポーパシングとフロアの底打ちによる激しい縦揺れの問題が悪化。レースを前にウォルフは、ハミルトンが完走できない可能性を危惧する発言を口にしていた。

ハミルトンは51周のレースを通して「痛みをこらえて歯を食いしばり」、ラッセルに次ぐ4位でフィニッシュ。第3戦オーストラリアGP以来となるトップ4入りを果たした。

ジル・ビルヌーブ・サーキットを舞台とする次戦カナダGPは6月18日のフリー走行1で幕を開ける。

F1アゼルバイジャンGP特集

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