デ・フリース「本当に愚かで不要なミス」操舵不能で2戦連続DNF
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アルファタウリのチームメイト、角田裕毅が2戦連続のポイント獲得を果たした一方、ニック・デ・フリースは自らのミスにより車体を破損。操舵不能となった事で2戦連続のリタイヤに終わった。
FP1で6番手を刻み、順調に週末を立ち上がったまでは良かったものの、4月30日(日)に行われたF1第4戦アゼルバイジャンGPの決勝レースでは12番手を走行していた10周目、バリアに衝突。コース上に停車してクルマを降りた。
LAP 10/51
De Vries has ground to a halt. The Dutchman's out!
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— Formula 1 (@F1) April 30, 2023
これはデ・フリースにとって大きな意味を持つ瞬間だったが、51周のレースの中での唯一のセーフティーカー導入に繋がったインシデントでもあり、これによりレース展開は大きく動く事となった。
ヘルメットを脱いだデ・フリースは「今日の事故は完全に僕のミスだった。本当に愚かで不要だったし、責任は僕にある。自分自身にガッカリしているけどしょうがない」と述べ、100%自らの責任であると認めた。
「今週末からは前向きなものも得られたし、それに目を向けていきたい。来週またレースがあることだし、今週末の事はできるだけ早く忘れるようにしたいと思う」
コース上に停車して再始動しなかった理由について車両パフォーマンス部門を率いるギヨーム・デゾトゥーは「ターン5のイン側に接触して左フロントのトラックロッドが折れてしまった」ためだと説明した。
「オフセット戦略を以て、ニックのレースは順調にスタートした。我々はハードタイヤを選択し、集団の中で順位を上げるチャンスをうかがっていたが、残念な結果になってしまった」
4月30日(日)にバクー市街地コースで行われた2023年F1第4戦アゼルバイジャンGP決勝レースでは、3番グリッドからスタートしたセルジオ・ペレス(レッドブル)がスプリントに続き逆転優勝を飾った。
マイアミ・インターナショナル・オートドロームを舞台とする次戦マイアミGPは5月6日のフリー走行1で幕を開ける。