マクラーレン、13番手アロンソ「今回も予選で速さを示せなかった」

マクラーレン、フェルナンド・アロンソ14号車MCL33、2018年F1アゼルバイジャンGPcopyright Mclaren

4月27日(土)のF1第4戦アゼルバイジャンGP公式予選を終えて、マクラーレンF1チームのフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンがコメントを発表した。

予選13番手のアロンソは、9番手のニコ・ヒュルケンベルグ(Renault Sport)にギアボックス交換による5グリッド降格が科せられるため、明日の決勝レースを12番グリッドからスタートする。バンドーンは黄旗とトラフィックの影響もありアタックラップに失敗、16番手で予選を終えた。

チーム代表のエリック・ブーリエは、苦手とするロングストレートを有するバクー市街地コースでの予選13・16番手という結果に満足感を示しているが、アロンソは「今回もまた予選で速さを示せなかった」と述べ、引き続き予選ペースの改善が課題であるとの認識を示した。

アゼルバイジャンGP予選を終えて

フェルナンド・アロンソ予選: 13位, FP3: 11位

今回もまた予選で速さを示せなかった。でも、ここバクーは特にそうだけど、市街地コースでのレースでは毎回いろいろな事が起きるからね。バクーでは一切のミスが許されない上に、風は凄く強いし、路面は汚れてるし、壁がめちゃくちゃ近い。攻めすぎてもダメだし、メンタル的にも厳しいレースになるから、明日の決勝はクレイジーさと楽しさが共存するような戦いになるんじゃないかな。

今週末は、過去数戦と比べて幾らか最高速度を改善できているように思うけど、その分コーナーでのグリップを失っている。少し風があったQ2では、ストレートで向かい風を受けてスピードを失っていた。明日はもっと風が強いみたいだから、ライバルと戦うためには(トゥの恩恵が得られる)集団グループの中でレースをする事が大切になる。

今回で3回連続で予選13番手になったよ。なんだか、このポジションからポイントを獲得するのが今年のトレンドみたいになってる。明日もそういう良い1日になる事を願ってるよ。

ストフェル・バンドーン予選: 16位, FP3: 18位

僕にとっては少し厳しい週末だね。コースに出る度にトラフィックやイエローフラッグに捕まったりと流れが悪い。実際、この週末で真っ当にクイックラップをまとめられたのは予選Q1が最初だったんだ。

マシンには満足している。僕らにはまだトップスピードが足りないから、他の車のトゥを得てスピードを稼がなきゃならないんだけど、最後のアタックラップではそれが出来なかった。まぁ、僕らは予選よりもレースの方が良い傾向にあるから心配はしてないよ。

みんなブレーキングで苦労しているみたいだけど、僕らのマシンのブレーキングの感触は凄く良いんだ。僕らの強みだし、レースを戦う上で大きな鍵になる部分になると思う。明日は良いパフォーマンスを引き出せると思うよ。


2018年F1アゼルバイジャンGP決勝レースは、日本時間29日(日)21時10分から、バクー市街地コースで開催される。現地日曜は最高気温18℃と低く、毎時50km程の強風が吹き荒れる予報となっている。

F1アゼルバイジャンGP特集

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