動画:ハース、大量の液体がドバドバ流出…原因はポーパシングか? 再舗装を提言するシューマッハ
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ミック・シューマッハのFP1が台無しになったのは、ポーパシングによってウォーターホースのクランプが緩んだことが原因だったようだ。シューマッハは6月10日(金)のF1アゼルバイジャンFP1の開始直後、大量のウォーターリークに見舞われセッション終了を余儀なくされた。
ロングストレートが特徴のバクー市街地サーキットは路面がバンピーで、フェラーリやメルセデスを含めた一部のチームは、これまで以上に深刻なポーパシングに直面している。中でもハースは実害に遭うほど、深刻な振動に見舞われていたようだ。
FP1のアクシデントについてシューマッハは「ウォーターリークの問題は1ラップ目の激しいバウンシングが原因だったみたいだ。おかげで計画が台無しさ」と説明し、来季以降の開催に向けて路面の再舗装を検討すべきだと提言した。
「身体的な影響を感じたのは初めてだった。体にもクルマにもかなり負担がかかるから、来年以降のイベント開催に向けて検討しなきゃならない課題である事は間違いない」
チーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、同様の問題が同じVF-22を駆るケビン・マグヌッセンに発生しなかったのは運が良かったと語った。
「悪いことにFP1でミックのマシンに水漏れが起きてしまった。おかげで走行する事ができなかった。この手のサーキットでは良くないニュースだ」
「何とも奇妙な出来事だった。ケビンの方にも同じことが起きそうだっただけに、そうならずに済んだのはラッキーだった。FP2に向けて対処した」
マグヌッセンはFP1で13番手とまずまずの好タイムを刻んだが、FP2では17番手と後退した。
「クルマのフィーリングはかなり良いんだけど、FP2ではさほど速くなかった。これほど大きく後退するなんてちょっと驚いたよ」とマグヌッセン。
「僕らは大抵、FP1よりFP2の方が良い傾向にあるのに、今日はその逆だった。理由を調べてみる必要がある」
「とは言っても僕はポジティブなままさ。ここでのクレイジーなレースは何が起きても不思議はないからね」
アゼルバイジャンGPの初日FP2をトップで締め括ったのはシャルル・ルクレール(フェラーリ)。2番手セルジオ・ペレス(レッドブル)を0.248秒差で退けた。3番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続いた。
2022年F1アゼルバイジャングランプリ3回目のフリー走行は日本時間6月11日(土)20時から、公式予選は同23時から1時間に渡ってバクー市街地コースで開催される。