フェラーリ:低ダウンフォース仕様への変更に手間取るも、キミが2位。レースペースに自信 / F1アゼルバイジャンGP

アゼルバイジャンGP初日を終えインタビューに応えるフェラーリのキミ・ライコネンcopyright Ferrari S.p.A.

4月27日(金)のF1第4戦アゼルバイジャンGP初日を終えて、スクーデリア・フェラーリのキミ・ライコネンとセバスチャン・ベッテルが、2回のフリー走行セッションを振り返った。

路面にラバーが載りコンディションが急激に改善するFP2、キミ・ライコネンは午前のセッションで見出した低ダウンフォース仕様のセットアップを熟成させ2番手タイムをマーク。一方のセバスチャン・ベッテルは、ウルトラソフトを使ったアタック中にミスをしたため11番手と精彩を欠いた。

フェラーリSF71Hは、レッドブルと共にグリッド上で最も速いロングランペースを示しており、物事をクリーンに進められさえすれば、第4戦の舞台でも優勝争いに食い込んでくることは疑いなさそうだ。ウルトラソフトタイヤでのロングランペースでは、フェラーリとレッドブルが平均して47秒台を刻んでいた一方、メルセデス勢の2台は49秒近いペースと大きく遅れを取っている。

アゼルバイジャンGP初日を終えて

キミ・ライコネンFP1: 14位, FP2: 2位

楽勝っていう形でのスタートではなかったから、FP1でセットアップを変更したんだ。ツイてない事に、この変更にはかなりの時間がかかってしまい走行時間をロスしてしまったけど、FP2に向けての下地を作ることができた。

概ね正しい方向に進める事ができ、FP2ではかなり手堅い走りをすることができた。ここは歴史の長いストリートサーキットではないし、特に低ダウンフォース仕様のセッティングにして以降は、グリップレベルがかなり限定的だった。

例年コンディションが改善していく場所だし、今日の時点でトップからはあまり離れていない。ロングランの手応えはOKだし、レースペースは良さそうに見える。収集した全てのデータを分析して明日に備えるよ。

セバスチャン・ベッテルFP1: 10位, FP2: 11位

ここバクーで、走行のリズムを掴むのはかなり難しいんだ。最初のセッションではそれが出来なかった。FP2の序盤では速さを欠いた上にラップを上手くまとめる事が出来なかった。ここではそういった事がいとも容易く起きてしまう。ブレーキング時に何度かミスをしてしまったんだ。

ロングランに関しては悪くなさそうだよ。明日に向けてマシンを改善できると思うし、多分問題ないよ。まだ週末は始まったばかりだしね。マシンに何が必要なのかを理解して、時計の針を一旦リセットしなきゃね。明日は良くなると良いね。


2018年F1アゼルバイジャンGP土曜のフリー走行は、日本時間28日(土)19時から、公式予選は同22時からバクー市街地コースで開催される。土曜は晴天と気温の上昇が予想されているものの、決勝の行われる日曜は気温も低く、強風が吹き荒れる予報となっている。

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