フランコ・コラピント「初歩的ミス」で車体にダメージ、一方でアルボンに迫る好タイム

クラッシュを経てガレージでセッションを見守るフランコ・コラピント(ウィリアムズ)、2024年9月13日F1アゼルバイジャン FP1Courtesy Of Williams

F1アゼルバイジャンGPのFP1でのクラッシュについてフランコ・コラピント(ウィリアムズ)は、「初歩的なミスだった」と反省の弁を口にした。

初めてバクー市街地コースに臨んだコラピントは、ターン4のブレーキングでリアを失い、FW46はリアと左フロントに大きなダメージを負った。僚友アレックス・アルボンも同じ場所でヒヤリとする瞬間があったが、冷静にエスケープゾーンに逃れた。

事故についてコラピントは「こんな風に低速で壁にクラッシュしたのは初めてだ。もちろん、僕はこのコースを全く知らなかった。初歩的なミスだった」と振り返った。

「メカニックのみんなが本当に素晴らしい仕事をしてくれた。彼らは昼食も取らずに、あれだけの量の作業をひたすら続けてクルマを元通りにしてくれた。本当に感動したよ」

「おかげでFP2を走ることができ、徐々に自信を深めることができた。その点には満足してる」

コラピントはローガン・サージェントに代わって初めてウィリアムズをドライブした2週間前のイタリアGPでもミスを犯したが、バクーは壁が近いため、その代償は遥かに高くつく。

「僅かなミスだったけど、ここではほんの少し壁に触れてしまうだけで大きな代償を支払うことになる。モンツァの予選Q1でのミスより小さなミスだったと思うけど、その影響は遥かに大きかった」とコラピントは語った。

オープニングセッションは不本意な結果となったが、気を取り戻して臨んだFP2では、チームメイトに0.012秒差の14番手を刻んだ。

コラピントがクラッシュした影響でアルボンは、チームがザントフォールトで導入した最新のアップグレードパッケージについてデータを収集するため多忙を極めたが、それを差し引いても印象的なラップタイムだった。

「良い一日になったと思う。クルマは良いし、ペースも良い。それに周回を重ねるごとに感触も良くなっている」とコラピントは語る。

「オーバーヒートとデグラデーションについての理解を深めるために、まだ取り組まなきゃならない状況だけど、そのための時間はたくさんある」

「これは僕にとって2回目の週末だし、加えて市街地コースだから厳しいスタートになったけど、それでも僕らは良い仕事ができていると思う」


2024年F1アゼルバイジャンGPの初日FP2をトップで締め括ったのはシャルル・ルクレール(フェラーリ)。2番手セルジオ・ペレス(レッドブル)を0.006秒差で退けた。

FP3は日本時間9月14日(土)17時30分から、公式予選は同21時から1時間に渡ってバクー市街地コースで開催される。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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