フェルスタッペン、圧倒ポール!24時間で状況一転 差が4倍に…角田裕毅は14番手 / F1オーストリアGP 2024 《予選》結果と詳報
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2024年のFIA-F1世界選手権11戦オーストリアGP予選が6月29日(土)にレッドブル・リンクで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がキャリア通算40回目のポールポジションを獲得した。角田裕毅(RBフォーミュラ1)は14番手という結果だった。
後続に大差をつけQ3に駒を進めたフェルスタッペンは、1回目のラップで暫定ポールに立つと、最終のフライングラップでも自己ベストを改善して1分4秒314をマーク。2番手ランド・ノリス(マクラーレン)に0.404秒差という圧倒的なポールラップを刻んだ。
フェルスタッペンはスプリント予選でもポールを獲得したが、この際は2番手ノリスとのギャップは0.1秒に満たなかった。トップチェッカーを受けた直前のスプリントを終えてクルマを微調整して予選に臨んだフェルスタッペンは、24時間を経て後続との差を4倍に拡大した。
オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は最終ラップで暫定3番手を記録したものの、ターン6のトラックリミットによりラップが抹消され7番手に後退。ジョージ・ラッセル(メルセデス)が代わってトップ3に入った。
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— Formula 1 (@F1) June 29, 2024
カルロス・サインツ(フェラーリ)は1000分の11秒及ばずラッセルに3番手を許したが、ガレージからレーンに出る際にジャッキを倒すハプニングに見舞われたルイス・ハミルトンを抑えて4番手をマーク。メルセデスの2列目独占を阻んだ。僚友シャルル・ルクレールは最終ラップの最終2コーナーでグラベルに飛び出し6番手に留まった。
セルジオ・ペレス(レッドブル)はエステバン・オコン(アルピーヌ)と並び、Q3に向けて全ての新品ソフトタイヤを使い切ったが、ピットレーンで自身の前に割り込み、セッション後に調査を受けるニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)を9番手に抑えて8番グリッドを持ち帰った。
RB勢は2台揃ってトップ10タイムでQ2に駒を進めた。ダニエル・リカルドはQ3にあと1000分の15秒と迫る11番手を刻んだが、角田裕毅は最終ラップを途中で断念。14番手でクルマを降りた。
予選Q1:フィールド全体が僅か0.798秒の接戦
気温32℃、路面温度は47℃と、決勝のスタートグリッドを決する争いは週末の中で最も暑いコンディションの下で行われた。
角田裕毅は2ラップ目の計測でトップ10に入ったものの、ターン6のトラックリミットにより1分5秒725のタイムが抹消され、3セット目の新品ソフトを使って8番手で突破した。結果的に抹消タイムではQ2に進出できなかった。
リカルドもチームメイトから1000分の6秒遅れの9番手を記録し、RBは揃ってQ2に駒を進めた。
ペレスは第1・3セクターで自己ベストを改善できず、12番手ギリギリでQ1敗退を逃れた。
17番手でノックアウトしたアストンマーチンの僚友ランス・ストロールとは対照的に、フェルナンド・アロンソは100分の8秒差でアレックス・アルボン(ウィリアムズ)を退け15番手で次のラウンドに進んだものの、Q2では唯一人、フィールドから大きく遅れを取り、15番手でクルマを降りた。
トップ通過のサインツから20番手最下位の周冠宇(ザウバー)までは僅か0.798秒という接戦だった。
フェラーリとマクラーレンはそれぞれ新品のソフトタイヤを使用したが、フェルスタッペンは中古タイヤでクリア。アドバンテージを以てQ2に進んだ。
予選Q2:RB、僅差でダブル敗退
満を持して新品タイヤを装着したフェルスタッペンは、1回目のラップで後続にコンマ5秒という大差をつけタイムシートのトップに立った。
最終的に合計5セットの新品を投入したRB勢は、1回目のラップを経てリカルドが暫定10番手、角田裕毅はQ3進出ラインまで1000分の78秒差の12番手につけた。
2回目のラップでリカルドは自己ベストを塗り替えたものの、惜しくも11番手に終わった。角田裕毅は途中で計測ラップを切り上げ、14番手でセッションを終えた。Q3までは0.138秒だった。
オコンは10番手でQ3に進出したが、アルピーヌの僚友ピエール・ガスリーは僅差の12番手でノックアウトした。
Q3に向けてはマーシャルがコースに飛散した砂利を清掃した。
決勝レースは日本時間6月30日(日)22時にフォーメーションラップが開始され、1周4318mのレッドブル・リンクを71周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。
2024年F1第11戦オーストリアGP予選リザルト
Pos | No | Driver | Team | Q1 | Q2 | Q3 | Laps |
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1 | 1 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:05.336 | 1:04.469 | 1:04.314 | 18 |
2 | 4 | ノリス | マクラーレン | 1:05.450 | 1:05.103 | 1:04.718 | 20 |
3 | 63 | ラッセル | メルセデス | 1:05.585 | 1:05.016 | 1:04.840 | 18 |
4 | 55 | サインツ | フェラーリ | 1:05.263 | 1:05.016 | 1:04.851 | 18 |
5 | 44 | ハミルトン | メルセデス | 1:05.541 | 1:05.053 | 1:04.903 | 18 |
6 | 16 | ルクレール | フェラーリ | 1:05.509 | 1:05.104 | 1:05.044 | 22 |
7 | 81 | ピアストリ | マクラーレン | 1:05.311 | 1:05.070 | 1:05.048 | 17 |
8 | 11 | ペレス | レッドブル | 1:05.587 | 1:05.144 | 1:05.202 | 21 |
9 | 27 | ヒュルケンベルグ | ハース | 1:05.596 | 1:05.262 | 1:05.385 | 21 |
10 | 31 | オコン | アルピーヌ | 1:05.574 | 1:05.274 | 1:05.883 | 24 |
11 | 3 | リカルド | RB ホンダRBPT | 1:05.569 | 1:05.289 | 15 | |
12 | 20 | マグヌッセン | ハース | 1:05.508 | 1:05.347 | 15 | |
13 | 10 | ガスリー | アルピーヌ | 1:05.598 | 1:05.359 | 18 | |
14 | 22 | 角田裕毅 | RB ホンダRBPT | 1:05.563 | 1:05.412 | 15 | |
15 | 14 | アロンソ | アストンマーチン | 1:05.656 | 1:05.639 | 15 | |
16 | 23 | アルボン | ウィリアムズ | 1:05.736 | 9 | ||
17 | 18 | ストロール | アストンマーチン | 1:05.819 | 9 | ||
18 | 77 | ボッタス | ザウバー | 1:05.847 | 9 | ||
19 | 2 | サージェント | ウィリアムズ | 1:05.856 | 9 | ||
20 | 24 | 周冠宇 | ザウバー | 1:06.061 | 9 |
コンディション
天気 | 晴れ |
---|---|
気温 | 32℃ |
路面温度 | 47℃ |
セッション概要
グランプリ名 | F1オーストリアGP |
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セッション種別 | 予選 |
セッション開始日時 |
サーキット
名称 | レッドブル・リンク |
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設立 | 1969年 |
全長 | 4318m |
コーナー数 | 10 |
周回方向 | 時計回り |