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予選3番手ながらも、ギアボックス交換によって5グリッド降格の8番手からレースをスタートしたルイス・ハミルトンは、9日日曜のオーストリアGP決勝を4位で終えた。タイトル争い首位のセバスチャン・ベッテルが2位表彰台を獲得したため、2人のポイント差は20に広がったものの、ハミルトンはそのダメージは最小限に留めた。
今シーズンも強さを発揮しているW08の速さを活かしオーバーテイクを重ねたハミルトンは、ファイナルラップで3位走行中のダニエル・リカルドを追い詰めたが抜き去るには至らなかった。レースを終えたハミルトンは「紳士的すぎたかも」と語り、リカルドとのバトルで無理をしなかった事を明らかにした。
F1オーストリアGP決勝後コメント
ルイス・ハミルトン決勝: 4位, グリッド: 8位
難しい週末だったけど、ポイント争いでセバスチャンに対してのダメージを最小限に留める事ができてホッとしてるんだ。今日のマシンは最高だったよ。レース中ずっとプッシュすることができたし、全てをマシンに委ねることが出来たからね。レース終盤では、マシンにあれ以上の事はできなかったと思うけど、ダニエルとのバトルではいささか紳士的すぎたかもね。かなりのスペースを彼に残してたから。もうあんな事はしないけど。
またしてもセバスチャンに遅れを取ってしまったけど、道のりはまだ長いね。僕は戦い続けるつもりだし、絶対に諦めないよ。バルテリは週末を通して素晴らしい仕事を成し遂げたよ。優勝は彼に相応しい。今の時点で彼はたった15ポイント差で僕の後ろにいるし、タイトル争いにガッツリ絡んでいるからね。
シルバーストンに行くことを本当に楽しみにしてるよ。今週の事を忘れるためには数日必要だけど、母国のファンとの再会が待ちきれないよ。シルバーストンでシーズン後半の飛躍のきっかけを掴みたいね。
決勝レースの詳細については、2017年F1オーストリアGP決勝結果とダイジェストを参照されたい。