アストンマーチンF1、ティーナ・ハウスマンを2024年F1アカデミードライバーに指名
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アストンマーチンF1チームは2024年のF1アカデミードライバーとしてティーナ・ハウスマン(Tina Hausmann)を指名した。17歳のスイス人ドライバーはアストンを代表してプレマ・レーシングからF1傘下の女性限定F4シリーズに参戦する。
2シーズン目を迎えるF1アカデミーでは、FIA-F1世界選手権に参戦する全10チームが各々、支援するドライバーを指名し、マシンのリバリーを共有する。ハウスマンは2024年3月7日にサウジアラビアで開幕する全7戦でアストン仕様のレーシングスーツを着用し、同様のカラーリングが施されたマシンをドライブする。
チームはまた、2021年にドライバーアンバサダーとしてアストンに加わったジェシカ・ホーキンスをF1アカデミーに関わるプロジェクトの責任者に任命した事を明らかにした。
28歳のホーキンスは今年9月にハンガロリンクで2021年型F1マシン「AMR21」を初めてドライブした。女性ドライバーがF1マシンのテストを行ったのは2018年のタチアナ・カルデロン以来、5年ぶりだ。
ホーキンスは自身の経験をもとに、ハウスマンと緊密に協力してコース内外での指導とサポートを担当する。
ハウスマンは7歳の時にカートでキャリアをスタートさせると、スイスのロータックス・ミニやOK-Juniorシリーズなどのジュニアカテゴリーで活躍。その後はドイツカート選手権(DKM)やADACマスターズ選手権に進んだ。
今季は僅か数日間のテストを経て、スペイン・フォーミュラ・ウィンター・シリーズのデビュー戦で表彰台を獲得する印象的なF4デビューを飾り、イタリアF4選手権では女性ドライバーランキングで2位を獲得した。