F1復帰を目指すアントニオ・ジョビナッツィ、ハースVF-22をドライブ…シューマッハとマグヌッセンに代わりFP1に参加

アントニオ・ジョビナッツィが僚友キミ・ライコネンの引退に敬意を表して作ったスペシャルヘルメット、2021年12月8日F1アブダビGPにて (2)Courtesy Of Alfa Romeo Racing

ハースF1チームはイタリアGP及びアメリカGPの金曜フリー走行で、スクーデリア・フェラーリのリザーブドライバーを務めるアントニオ・ジョビナッツィを起用する。

昨年末でアルファロメオのF1シートを喪失した28歳のイタリア人ドライバーは、9月9日(金)のモンツァ並びに、10月21日(金)のサーキット・オブ・ザ・アメリカズで各々ケビン・マグヌッセンとミック・シューマッハに代わりVF-22をドライブする。

ハースのF1マシンを駆るのは今回が初めてではない。2017年には7回に渡ってVF-17のコックピットに座りFP1でドライブした。

ギュンター・シュタイナー代表は、フェラーリからの要請を受けジョビナッツィに新世代F1マシンをドライブする機会を与える事にしたと説明し、次のように続けた。

「我々は2017年にもアントニオおよびフェラーリと共に同じような状況を楽しんでいるが、当時と今とでは違う。彼は3シーズンに渡ってF1で経験を積んでおり、イタリアとアメリカでは彼からのフィードバックを期待できる」

ジョビナッツィは「新世代F1マシンに対する自信を掴む」事によってリザーブとしての役割を一層果たしていく事ができるとして、「レーシングスーツを着てヘルメットを被る瞬間が待ち遠しい」と語った。

イタリアのマルティナ・フランカ出身のジョビナッツィは2019~2021年にかけてアルファロメオからF1に参戦。今季はスクーデリアの控えを演じる傍ら、ドラゴンペンスキー・レーシングからフォーミュラE世界選手権に参戦していたが、全く奮わずノーポイントでシーズンを終えている。

なおF1チームは今季よりシーズン中に少なくとも2回のプラクティスで若手ドライバーを起用しなければならないが、ジョビナッツィはこの要件を満たさない。

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