アンドレッディ、ロッシの後任として2023年にカークウッドを起用

A.J.フォイト・エンタープライズのカイル・カークウッドとアンドレッティ・オートスポーツのアレクサンダー・ロッシ、2022年インディ500にてCourtesy Of Penske Entertainment

アンドレッティ・オートスポーツは6月1日(水)、アレクサンダー・ロッシが2022年末を以てチームを離れる事を明らかにし、後任としてルーキーのカイル・カークウッドを起用すると発表した。

10勝を挙げて昨年のインディ・ライツ王者に輝いたカークウッドは今年、A.J.フォイトからデビューを飾った。ジュニアカテゴリーではアンドレッディに所属していたものの、今年のチームに空席はなかった。

23歳のアメリカ人ドライバーはUSF2000、インディ・プロ2000、そしてインディ・ライツと、インディカーへと至る全てのジュニアカテゴリーでタイトルを獲得。今季ロングビーチではキャリアベストの10位を獲得し、先日の第6戦インディ500では28番グリッドから17位フィニッシュを果たした。

ロッシは今季末を以て、F1を経て2016年から7シーズンに渡って在籍してきたアンドレッディに別れを告げる。

ロッシの放出についてチームオーナーのマイケル・アンドレッティは「彼は幾度ものレースに勝ち、リーダーとしてチームを牽引してきたが、すべてのキャリアとチームは進化するものであり、我々はお互いに、各々が別の道を歩み始める時だと判断した」と語った。

「彼が今後もインディカーで活躍し続ける事は間違いないだろう。彼の成功を願っている」

マクラーレンSPは2023年に向けて現行の2台から3台に体制を拡充するものとみられており、近日中にロッシの移籍が発表される見通しとなっている。パトリシオ・オワードは既に契約延長にサインしており、フェリックス・ローゼンクビストにも残留の可能性が残されている。

アンドレッディに関してはコルトン・ハータの来季以降の残留が決まっており、ロマン・グロージャンとデブリン・デフランチェスコも契約更新の可能性が高いとみられている。

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