アンドレア・デ・ゾールド、ハースF1のテクニカル・ディレクターに就任「人の意見に耳を傾ける人物」と小松礼雄代表
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2024年シーズンに向けてハースF1チームは、シモーネ・レスタの後任としてアンドレア・デ・ゾールドを新たなテクニカル・ディレクターに任命した。
キャリア20年以上を誇るこのイタリア人エンジニアは、レスタと共に2021年にフェラーリからハースに加わった。フェラーリはハースと密接な技術協力関係を結んでおり、パワーユニットだけでなく車体側のコンポーネントもチームに提供している。
デ・ゾールドについて小松礼雄代表は「以前のチーフデザイナーで、かなりの技術屋です。コミュニケーション能力が高く非常に熱心で、人の意見に耳を傾けてくれるので、この人事には満足しています」と語った。
小松礼雄代表によるとデ・ゾールドの後任は内部からの昇格者となる見通しだ。
新生ビザ・キャッシュアップRB、旧アルファタウリの本拠がある伊ファエンツァに生まれたデ・ゾールドは、ボローニャ大学機械工学部在学中にインターンとしてミナルディF1チームに参加した後、卒業と同時にサスペンションエンジニア兼ストレスエンジニアとして同チームに加わった。
2004年にサスペンション・デザイナー・エンジニアとしてマクラーレンに移籍。2009年にシニア・デザイン・エンジニアとしてスクーデリア・フェラーリに加わった。
その後はアドバンス・プロジェクトのグループリーダーを経てメカニカル部門の責任者を務め、2015年に副チーフデザイナーに就任。2021年にチーフデザイナーとしてハースに加わった。