アルファタウリ、イモラでのテストを計画か…同じホンダPU搭載のレッドブルにも恩恵

シェイクダウンを実施するアルファタウリ・ホンダ「AT01」、ミラノ・サーキットにてcopyright Red Bull Content Pool

同じホンダエンジンを搭載するレッドブル・レーシングがテストなしにオーストリアに乗り込む見通しであるのに対して、スクーデリア・アルファタウリは6月22日から28日の週に、イモラ・サーキットでフィルミングデイを利用したテスト走行を予定しているようだ。イタリアのFormulaPassion.itが12日(金)に伝えた。

旧トロロッソ・ホンダとして知られるファエンツァに本拠を置くチームとしては、イモラよりもミサノの方が距離的に近く都合が良いものの、アプリリア及びドゥカティのMotoGPチームが6月23日から24日にかけての2日間に渡ってテストが行う事もありスケジュールの都合がつかないようだ。

イモラはこの程、F1開催のためのグレード1ライセンスを更新しており、アゼルバイジャンやシンガポール、日本といったフライアウェイ戦の中止に伴い、改訂版カレンダーに登録される可能性が浮上してる。

2006年を最後にF1カレンダーから姿を消しただけに、F1チームはいずれもがイモラでの有益なデータを持ち合わせておらず、アルファタウリがこの地のテストの舞台として選択するのは理に適っていると言える。

仮に同地でテストを行えば、そのデータは同じホンダ製F1パワーユニット「RA620H」を搭載する英国ミルトンキーンズのチームと共有されるであろう事から、メルセデスAMGやスクーデリア・フェラーリといったライバルに対してアドバンテージを築ける可能性がある。

FormulaPassion.itはプロモーション目的のフィルミングデイを使った2020年型「AT01」でテストを行うと報じているが、この場合、規約によって走行距離は100kmまでに制限される。メルセデスAMGやルノーのように2018年型F1マシンを持ち込んでのテストの可能性も囁かれているが、そのためにはホンダが2018年型エンジン「RA618H」を用意する必要がある。

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