動画:フェルナンド・アロンソ、インディ500練習走行で派手にクラッシュ「グリップ不足を過小評価」

2019年インディ500プラクティス2でクラッシュを喫したマクラーレンのフェルナンド・アロンソ66号車Courtesy Of Indycar

フェルナンド・アロンソが、15日に行われた第103回インディ500に向けての2回目のプラクティスの最中に激しいクラッシュを喫した。世界三大レース全制覇の野望達成に燃えるアロンソは、5月26日に決勝を迎えるインディアナポリス500マイルレースにマクラーレン・レーシングからエントリー。32番手に終わった失望の初日を挽回すべく、2日目のセッションに臨んだ。

佐藤琢磨のチームメイト、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのグラハム・レイホールの背後を走行していたアロンソは、ターン3への進入の際にオーバーステアに見舞われた。シボレーエンジンを積む66号車はアウト側のバリアに接触。弾き返されてイン側の芝生を乗り越え、セーファーバリアに激突した。

リアを破損しながらも、勢いの止まらないパパイヤオレンジのマシンは再びコース側へと弾かれ外側の壁に。クルマは最終ターン4に差し掛かってようやく停車した。自力でクルマから脱出したアロンソは、メディカルセンターへと搬送され検査を受けた。幸いにも深刻な怪我はなく、直ぐに開放された。

「クルマにアンダーステアが発生していた」とアロンソ。「コーナーへの進入の際にスロットルを戻したんだけど足らなかった。フロントのダウンフォースが完全に失われてしまい、接触を避けるには時すでに遅し。あまりにも壁に近づき過ぎていた」

「残念なことに、今日もまた幾らか走行時間を失う事になってしまった。ターン3でのグリップ不足を過小評価してしまった。僕のミスだしチームに申し訳なく思う。今日の教訓を糧に、明日はより強くなって戻ってくるつもりだ」

アロンソは初日に電気系統のトラブルに見舞われ走行時間をロス。殆どの時間を修復作業に費やした。気持ちを切り替えて臨んだ2日目は、事故を起こす前に46周を走り、225.433mphを記録。本記事執筆時点で全36台中26番手に留まっている。

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