F1メキシコGP:観客席でフェラーリファンへの暴行事件、ペレスの接触リタイヤを経て
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10月29日(日)にエルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われた第20戦メキシコGPの決勝レース中に2名のフェラーリ・ファンに暴行を加えたとして、観客の一人が警備員によって会場から締め出されたようだ。
ソーシャルメディアには、最終スタジアムセクションのスタンド席で観客の一人が、フェラーリのチームウェアを着用した二人組の男性ファンに殴り掛かる様子が収められた動画が出回っている。
長髪の観客は地面に倒れたファンの一人に対し、馬乗りになって殴り続けた。これを止めようと、もう一人のフェラーリファンが反撃。この間に別の観客が背後に回り、首を絞めるようにして長髪の男性を拘束した。
Ve este pedo JAJAJAJA pic.twitter.com/SjIMY0uFtr
— 𝗿𝘂𝗯𝘀 (@rubsX1) October 29, 2023
この騒動の理由は不明だが、地元メディアによるとこの事件は、地元出身のセルジオ・ペレス(レッドブル)がオープニングラップでフェラーリのシャルル・ルクレールと衝突してリタイアした一件に関連している可能性があるとされる。
また事件を受け、F1が犯人に対して永久追放処分を下したとの報道もあるが、詳しい事は分かっていない。
1周目の事故を乗り越え3位でフィニッシュしたルクレールは、レース後にブーイングを浴びた事を受け、観客に対して「みんな、僕には行き場がなかったんだ。レッドブルの間に挟まれてしまい、不運にもチェコ(ペレス)に接触してしまっただけなんだ」と語りかけた。
一件についてはペレス本人も、レーシングアクシデントであるとして、ルクレールに非はないとの見解を示している。