F1アブダビGP タイヤ配分:ハイパーソフトもこれで見納め…攻撃的なトロロッソ・ホンダと横並びの3強チーム

2018年シーズンに投入される7種類のピレリタイヤcopyright pirelli

F1公式タイヤサプライヤーの伊ピレリが、2018年F1世界選手権最終第21戦アブダビGPのドライバー別タイヤ選択を公表した。前半は超高速サーキット、後半は低速のストップ・アンド・ゴーといった趣のヤス・マリーナ・サーキットに持ち込まれるのは、桃色ハイパーソフト、紫色ウルトラソフト、赤色スーパーソフトの3種類のピレリタイヤ”P Zero”。

フェラーリ、メルセデスAMG、レッドブルの3強チームはハイパーソフトを8セットと、攻めず守らずの合理的なチョイス。タイヤに厳しいルノー勢は、ハイパーソフトを僅か7セットに抑えてその分をウルトラソフトに割り当てた。

トロロッソ・ホンダ勢とウィリアムズ勢はハイパーソフトを10セット選択し、かなりアグレッシブなアロケーション。ピエール・ガスリーはウルトラを2セット、ブレンドン・ハートレーはスーパーソフトを2セットとして、ロングランでの役割分担を行う。

昨年のレースでは、バルテリ・ボッタス(Mercedes)が中古のスーパーソフトで21周を走り、その後新品スーパーソフトへと繋ぐワンストッパーを採用し優勝。トップ10フィニッシュのマシンは全てこの戦略を取った。

ピレリは来シーズン、分かりづらいとの声を受けて現行7種類のコンパウンドを3種類へと整理。ハイパーソフトやウルトラソフトは今回が見納めのレースとなる。F1アブダビGPは、日本時間1月23日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。

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