アルボン、予選でのタイヤ選択の重要性を強調「戦略的に悩ましい」F1-70周年記念GP《初日》2020

ガレージから出てきたレッドブル・ホンダのアレックス・アルボン、2020年70周年記念GPにてcopyright Red Bull Content Pool

レッドブル・ホンダのアレックス・アルボンが、8月7日(金)に行われた2020 F1第5戦70周年記念GP初日プラクティスを振り返った。

感触としてセッションを経る毎にRB16に慣れつつあると語るアルボンだが、依然としてチームメイトのマックス・フェルスタッペンとの差は大きい。6番手タイムを刻んだFP1では0.387秒差、11番手タイムをマークしたFP2では0.523秒と開いた。

Pos Driver Team Time Gap Laps
4 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1:26.437 +0.831 15
11 アレックス・アルボン レッドブル・ホンダ 1:26.960 +1.354 25
12 ダニール・クビアト アルファタウリ・ホンダ 1:27.002 +1.396 33

1日を振り返ったアルボンは、予選でのタイヤ選択の難しさを強調した。ピレリは今週末、先週よりも1段柔らかいC2~C4コンパウンドを持ち込んだ。1周のタイムという点ではC2=ソフトに分があると見られるが、多くのクルマでブリスターが発生しており、決勝でのスタートタイヤとしては難がある。

各予選ラウンドでのタイヤ選択が鍵

アレックス・アルボンFP2: 11位, FP1: 6位

自分好みのクルマに仕上げるという点では、セッション毎に前に進めていると思う。明日のセッションで強くなって戻ってくるために、今夜は宿題をこなさなきゃならない。

凄くスムーズな一日だったと思う。何が効いて何が役に立たないのかを確認するために、今日は幾つかの事を試してみた。

今週末のタイヤコンパウンドは一段階ソフトになっているけど、このコースには柔らかすぎる。僕はあまり好きじゃないな。明日の展開を見てみる必要があるけど、多分ソフトよりもミディアムの方が速いと思う。

ミディアムとハードのセット数が限られているから、戦略的に悩ましい。明日の予選では、各ラウンドでどのタイヤを履くかが重要になると思う。

まだ金曜日だし、今日は誰もがパフォーマンスを隠しているはずだから、正確な写真を得るためには明日を待つ必要がある。


初日をトップで締め括ったのは前戦ウィナーのルイス・ハミルトン(メルセデス)。2番手につけた僚友バルテリ・ボッタスをコンマ1秒差で退けた。3番手にはコンマ8秒遅れでダニエル・リカルド(ルノー)が続く結果となった。

F1-70周年記念グランプリ3回目のフリー走行は日本時間8月8日(土)19時から、公式予選は同22時から1時間に渡ってシルバーストン・サーキットで開催される。

F1-70周年記念GP特集

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