F1日本GP、鈴鹿サーキットのDRSを調整…西ストレート走行時のローカルルールも
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国際自動車連盟(FIA)は3年ぶりの開催となるF1 Honda日本GPの舞台、鈴鹿サーキットのDRSに調整を加えると共に、西ストレート~最終シケイン区間を走行する際のローカルルールを定めた。
DRSのアクティベーション地点に変更はなく、3年前と同じコントロールラインの100m手前に設定されているが、検知地点の場所が変更された。
従来は最終シケインを構成するターン16の50m手前で計測されていたが、130R(ターン15)の40m奥へと変更された。
このポイントで前走車とのギャップが1秒以内であれば、続くアクティベーション地点でDRSを稼働させる事ができる。
鈴鹿のコースレイアウトを理由とした本大会特有のルールも設けられた。
レースディレクターを務めるエドゥアルド・フレイタスは、予選及びフリー走行においては「速度差を考慮し、アウトラップまたはスローラップ中のクルマはターン14~16の区間で可能な限りオフラインに留まるように」との指示を出した。
レイアウトそのものに変更はないものの、コースは3年前から一部が変更された。
2020年初頭にデグナーカーブ(ターン8・9)付近の路面が約180mに渡って再舗装され、この区間の人工芝がアスファルトに変更されると共に、出口側の縁石が二重縁石に変えられた。
また、ターン10の左側のグラベルトラップが延長された他、FIAからの要求に基づきターン16の人工芝もアスファルトに変更され、ピットレーンの一部はFIA認定の滑り止め塗料で新しく塗装された。