マーク・ウェバーは何故、フェラーリとの契約にサインしなかったのか?

911 GT2 RS Clubsportとマーク・ウェバーcopyright Porsche AG

元F1ドライバーのマーク・ウェバーが、フェラーリ移籍交渉の舞台裏をカミングアウトし、何故契約にサインしなかったのかを明らかにした。

ウェバーはレッドブルに在籍していた2012年にマラネロのチームと交渉。跳馬はフェリペ・マッサの後任を探していた。ウェバーはフェルナンド・アロンソのチームメイトになる可能性があったものの、合意に達する事はなく、2013年を以て現役を退いた。

「モンテカルロでステファノと会って話をしたんだ。同意にかなり近づいた」とウェバー。2012年のモナコGPの後に行われた交渉の舞台裏をチャンネル4に語った。ウェバーはF1解説者として同局で第二のレース人生を歩んでいる。

ステファノ・ドメニカリは当時フェラーリのチームプリンシパルを務めており、2010年と2011年、そして2013年にフェルナンド・アロンソと共にチャンピオンシップ2位を獲得した。

「ステファノとの仕事を凄く楽しみにしてたんだが、実際のところ、契約年数に少し問題があったんだ」

当時、ウェバーはフラビオ・ブリアトーレをマネージャーとし、マラネロとの交渉を進めていた。会談はブリアトーレが所有する船の上で行われた。

「ルカ・ディ・モンテゼーモロ(フェラーリ会長)からイタリアまで会いに来るよう言われていた。僕の側にはフラビオがいたし、ちょっとしたアームレスリングが行われていた」

「もし2年契約であれば迷うことなく即座にフェラーリとの契約にサインしたんだが、提示されたのはオプション付きの1年間だったんだ。最終的に僕はレッドブルに留まる事になった」

親友であるアロンソは、ウェバーからレッドブルに留まる旨を伝えられた時、考え直すように迫ったが、ウェバーの決意が揺るぐことはなかった。ウェバーは自伝「Aussie Grit」の中で「来年の7月に”不要だ”と言われる可能性がある契約に興味はなかった」と回顧している。

ウェバーは引退後の2014年に、ポルシェからWEC世界耐久選手権に参戦。翌2015年にはチャンピオンシップを制覇し、2016年限りでレーシングドライバーとしての人生に幕を下ろした。

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