どうしたフェルスタッペン? 肝心の予選Q3で2輪を脱輪「”こっち”のホンダは芝刈りには向かないね!」
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レッドブル・ホンダのエース、マックス・フェルスタッペンが予選という決定的な場でミスをするのは控えめに言っても珍しい。第2戦エミリア・ロマーニャGPでは一体どうしたというのだろうか?
フェルスタッペンはQ3の1回目のアタックで首位に100分の9秒差の2番手に迫るも、最終アタックでは奮わず、ポール奪還どころか逆に僚友セルジオ・ペレスに交わされ3番手に終わった。
フェルスタッペンが予選でチームメイトに破れたのは、2018年アブダビGPでダニエル・リカルドに先を許して以来初めの事で、実に39戦ぶりの事だった。
何がフェルスタッペンのミスを誘ったのか? ”ポールポジションが懸かっている”という事実がプレッシャーとなったのだろうか? ミスの原因を問われたフェルスタッペンは次のように答えた。
「本当に長い間、かなり上手くやってきたわけで…でも残念ながら僕らはロボットじゃないんだ。自分自身をプログラムする事はできない。でもそうだね、、時にはミスをする事もあるさ」
思い返せば初日セッションではドライブシャフトに問題が発生していた。何かクルマの状態・仕上がりに問題があったのだろうか?
フェルスタッペンは「FP3では良い感じだったし、予選ではタイヤをソフトからミディアムに履き替えて周回を重ねて…全て順調だったよ」と述べ、マシンに問題があったわけではなく、単純に上手くまとめ切れなかったのだと説明した。
「でもQ3では…そう、単に良いラップを走れなかったんだ」
タイムロスの要因はターン3での脱輪だった。フェルスタッペンは、F1から航空機、船外機から除雪機まで、幅広い”Power of Dreams”を備えるホンダの商品ラインナップの中の「芝刈り機」に言及して次のように冗談を飛ばした。
「ターン3で2輪が芝に乗っちゃってね。ホンダが優れた芝刈り機を作っている事は知ってるけど、これは芝刈り機には向いてないよね(笑 まぁ、僕は少なくともトライしてみたけどさ!」
「ああ、分かってるよ。あれは本当にただの雑なラップだった。久しくこういう事がなかったから、その理由をちゃんと理解しなきゃね」