F1王者フェルスタッペン、好きが高じてレースチームを設立「Verstappen.com Racing」で現実と仮想とラリーへ
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2021年のF1ワールドチャンピオン、マックス・フェルスタッペンはレーシングチーム「Verstappen.com Racing」を設立した。レッドブル・レーシングの支援を受け、現実世界のカテゴリーのみならず、バーチャルレースにも参戦する。
フェルスタッペンはeスポーツチームの強豪、Team Readlineの一員として、Virtual Le MansやReal Racers Never Quit等の数々のシムレースで、本職のシムレーサー並の腕を披露してきた。20年以上の歴史を誇るチームレッドラインは今後、フェルスタッペン・ドットコム・レーシングの枠組みの中で活動を行う。
”リアルレーシングチーム”の活動としては、2022年のベルギー・ラリー選手権で本格的なレース復帰を果たした父ヨス・フェルスタッペンがラインナップに加わる。また、今季のADAC GTマスターズ選手権にデビューするティエリー・フェルミューレンをサポートする。
フェルスタッペンはチーム創設に際して「初めてゴーカートに乗った時から今日に至るまで、レースは何時だって僕の人生における最大の情熱だった。F1が行われない週末であっても、僕はその時間の殆どをレースに捧げてきた」と経緯を語った。
「フェルスタッペン・ドットコム・レーシングを通して、僕と関係が深いドライバーやチームとレースに対する愛を分かち合える事を本当に嬉しく思う。それに楽しいというだけじゃなく、僕が培ってきたレースに関する知識を共有する事もできるし、それが皆の上達に繋がればって思っている」
2028年末迄の契約延長に象徴されるように、フェルスタッペンとレッドブル・レーシングの信頼と絆は揺るぎない。24歳のオランダ人ドライバーは、F1キャリアの全てを支え、そして支え続けていくであろうレッドブルがこのベンチャープロジェクトを支援する決定を下した事を「本当に誇らしい」と表現した。
「一刻も早くスタートさせたくてウズウズするよ。限界までプッシュし続けてやる」