バルテリ・ボッタス、”雪と氷”が舞台の2022年レース・オブ・チャンピオンズに参戦

ヘルメットを被るメルセデスのバルテリ・ボッタス、2021年4月17日F1エミリア・ロマーニャGP予選にてCourtesy Of Daimler AG

メルセデスのバルテリ・ボッタスが2月5~6日にスウェーデンで開催される2022年のレース・オブ・チャンピオンズ(ROC)に参戦する事が発表された。

32歳のフィンランド人ドライバーはアルファロメオでの新たなキャリアを前に、個人戦と合わせてフィンランド代表としてネーションズカップのチーム戦にも参戦する。チーム・フィンランドは2006年大会でカップタイトルを獲得している。

様々なカテゴリーのトップドライバー達が集うオフシーズン恒例の2022年オールスターイベントには現時点でボッタスの他に、9度のルマン・ウィナーであるトム・クリステンセン、FIA世界ラリークロス(WRX)王者のヨハン・クリストファーソンとペター・ソルベルグ、9度のWRCチャンピオンであるセバスチャン・ローブ、ROCで3度の優勝を誇るマティアス・エクストロム、2021年アメリカン・ラリー王者のトラビス・パストラーナらのエントリーが発表されている。

北極圏から僅か96kmの場所に位置するスウェーデンのリゾート地、ピテ・ハブスバッドの凍てつくバルト海に設けられるコースは雪と氷に覆われる。主催者は「史上最も速く、最も広い」と胸を張る。

これまでに発表されたマシンは3種類。最大出力250kW(335馬力)、最大トルク510Nm、0-100km/h加速3秒強を誇る電動ラリークロスカー「FIA RX2」と、ポルシェ718ケイマンGT4クラブスポーツ、そして化石燃料を一切含まないバイオ燃料を使用するSupercar Litesラリークロスカーだ。

Courtesy Of International Media Productions

レース・オブ・チャンピオンズのSupercar-Litesラリークロスカー

ボッタスはフォーミュラのみらなずオフロードの経験も豊富だ。これまでにアークティック・ラップランド・ラリーに3度参戦し、今年1月にはクラス優勝を果たしている。

「長年テレビで見ていたレース・オブ・チャンピオンズにようやく参戦できる事になった。本当に楽しみだよ」とボッタス。

「今年は雪と氷の上で開催されるということで、さらに興味深いレースになりそうだ。アークティックラリーに何度か出場した事があるし、その経験が役に立つと良いね」

「ライバルは強力だ。特に北欧の隣国、スウェーデンとノルウェーを打ち負かして、ROC個人戦とROCネーションズカップの両方でフィンランドに更に多くの勝利をもたらしたいと思ってる」

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