トライアンフ、新型SPEED TWINを発表…最新型パラレルツインは49%もの大幅出力アップ
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トライアンフの新型SPEED TWINが発表された。日本導入時期は2019年初春、メーカー希望小売価格については未定。1200ccエンジンを搭載した2019年モデルは、クラス最高峰のハンドリングとパフォーマンスにより、カスタムロードスターに新たな次元を切り拓こうとしている。
1938年の初登場以来、パラレルツインエンジンに革命的なシャシーを組み合わせたスピード・ツインは、世界中のライダーたちの称賛を浴び続けてきた。そのスムーズでダイナミックなハンドリングと優れたレスポンス性によって、トライアンフはモーターサイクルブランドとしての確固たる地位を確立。真の”ライダーバイク”であるとの世界的評価を獲得した。
最新型の1200cc Bonnevilleパラレルツインエンジンは、低慣性クランクと高圧縮ヘッドを特徴としている。新しいマグネシウムカムカバーやクラッチアッセンブリーの改良、マスの最適化が施されたエンジンカバーなどにより2.5kgの軽量化を実現。最高出力は97馬力/6,750rpmを誇り、2016/17年モデルのStreet Twin比で76%、2018年モデル比で49%の大幅な出力強化を達成している。
特徴的な新開発のツインアップスウェプトサイレンサーは、サテンブラックのペイントが施され、ステンレススチール製のエンドキャップを装着。そのユニークなエキゾーストノートは、リッチで深みのあるブリティッシュツインの驚異的な響きを際立たせる。また、最先端の水冷システムの搭載によってクリーンな排気と燃費向上を実現。初回点検のサービスインターバルが16,000kmに延長されており、メンテナンスコストが削減されている点も注目に値する。
14 Lシグネチャー燃料タンク
サイドパネルフィニッシャー、 ヒールガード
専用新フレームには、高性能のカートリッジ式フロントフォークとプリロード調整可能なツインリアサスペンションユニットを装着。足元には17インチの軽量7スポークアルミ合金製ホイール、Brembo製4ピストンアキシャルキャリパーが優れた制動力を提供する。
ブライトアルマイトアルミ鍛造ヘッドライトブラケット
SPEED TWINロゴ入りハンドルバークランプ
トライアンフSPEED TWIN 2019モデル仕様
エンジンタイプ | 水冷SOHC並列2気筒 8バルブ270°クランク |
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排気量 | 1200cc |
ボア/ストローク | 97.6 x 80 mm |
圧縮比 | 11.0 : 1 |
最高出力 | 97 PS (72 kW) @ 6,750 rpm |
最大トルク | 112 Nm @ 4,950 rpm |
燃料供給方式 | マルチポイントシーケンシャル電子燃料噴射 |
エキゾーストシステム | ブラシ仕上げ2-INTO-2 エキゾーストシステム(ツインサイレンサー) |
駆動方式 | チェーン |
クラッチ | 湿式多板アシストクラッチ |
トランスミッション | 6速 |
フレーム | アルミニウム製クレードル付きチューブラースチール |
スイングアーム | アルミニウム製両持ち式 |
フロントホイール | 鋳造アルミ合金製7スポーク 17 x 3.5インチ |
リアホイール | 鋳造アルミ合金製7スポーク 17 x 5インチ |
フロントタイヤ | 120/70 ZR17 |
リアタイヤ | 160/60 ZR17 |
フロントサスペンション | 41 mm径カートリッジ式フォーク(トラベル量120 mm) |
リアサスペンション | ツインショック(プリロード調整可能、 リアホイールトラベル量120 mm) |
フロントブレーキ | 305 mm径ダブルディスク、 Brembo製4ピストン固定キャリパー、 ABS |
リアブレーキ | 220 mm径シングルディスク、 Nissin製2ピストンフローティングキャリパー、 ABS |
全幅(ハンドルバーを含む) | 760 mm |
車高(ミラーを含まない) | 1110 mm |
シート高 | 807 mm |
ホイールベース | 1430 mm |
キャスター角 | 22.8 º |
トレール幅 | 93.5 mm |
乾燥重量 | 196 kg (装備重量:215kg) |
燃料タンク容量 | 14 L |
燃料消費量 | 4.8 L/100 km(59 MPG)※参考値 |