スズキMotoGP、ミルとリンスがウィリアムズF1を訪問…アイルトン・セナ最後の愛機FW16を見学

ウィリアムズの2021年型F1マシンFW43BとスズキMotoGPライダーのジョアン・ミルとアレックス・リンス、2021年8月26日Courtesy Of MotoGp

ロードレース世界選手権(MotoGP)に参戦するディフェンディング王者、チーム・スズキ・エクスターのジョアン・ミルとアレックス・リンスが2021年8月26日、英国グローブに位置するウィリアムズ・レーシングのファクトリーを訪問した。

2人のライダーはシルバーストン・サーキットで開催されるイギリスGPに先立ち、ウィリアムズが誇るアイコニックなF1マシンの数々を間近で見学した後、シミュレーターレースに挑戦した。

2020年シーズンの最強2輪チームによるこのスペシャルツアーは、ジョージ・ラッセルとニコラス・ラティフィがドライブする2021年型F1マシン「FW43B」の見学から始まった。空力コンセプトや燃料、エンジン、リアインパクト構造の概要についての説明を受けた後、ミルとリンスはエクスペリエンスセンターへと向かった。

2人はここで2017年にフェリペ・マッサがドライブしたFW40と対面。ステアリングホイールとそこに配置されている驚くべき数のダイヤルやボタン、それらの機能について学びを深めた後、F1で使用される様々な種類のタイヤコンパウンドを見て回った。

その後、1970年代に始まったウィリアムズの輝かしい歴史を伝えるミュージアムへと足を踏み入れたミルとリンスは、1979年のシルバーストンでチーム創設後初のグランプリ優勝を飾ったクレイ・レガツォーニのFW07や、画期的なアクティブ・ライド・サスペンションを搭載した1992年のナイジェル・マンセルのタイトルカー、FW14Bを見学した。

更に、3度のF1ワールドチャンピオンに輝いた伝説のドライバー、アイルトン・セナにとっての最後の愛機となった1994年のFW16と対面した後、同じ年の第9戦ドイツGPで投入されたデイモン・ヒルのFW16Bのコックピットに座った。

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ウィリアムズFW16Bのコックに座るスズキMotoGPのアレックス・リンス、2021年8月26日英国グローブのウィリアムズ・ミュージアムにて

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ウィリアムズFW16Bのコックに座るスズキMotoGPのジョアン・ミル、2021年8月26日英国グローブのウィリアムズ・ミュージアムにて

ヘリテージ・ワークショップを見学した後は、ウィリアムズF1のEスポーツ・ドライバーであるアルバロ・カレトンとスズキのMotoGPのEスポーツ・ライダーであるクリスティアン・モンテネグロを相手に、ウィリアムズEスポーツのラウンジでF1マシンを使ったシミュレーションレースに挑戦した。

戦いの舞台はシルバーストンで、最後はPS4をプラットフォームとするMotoGPの公式ゲーム「MotoGP21」でGSX-RRを数周走らせ、2輪と4輪の比較を行った。

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ウィリアムズEスポーツのラウンジでシミュレーターレースに挑戦するスズキMotoGPライダーのジョアン・ミルとアレックス・リンス、2021年8月26日 (1)

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ウィリアムズEスポーツのラウンジでシミュレーターレースに挑戦するスズキMotoGPライダーのジョアン・ミルとアレックス・リンス、2021年8月26日 (2)

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