スズキ、2022年限りでのMotoGP及びEWC参戦終了を正式発表

2022年5月2日のヘレステストに参加したチーム・スズキ・エクスターのジョアン・ミルCourtesy Of MotoGP

スズキ株式会社は7月13日(水)、2022年シーズンを以てFIMロードレース世界選手権(MotoGP)及びFIM世界耐久選手権(EWC)へのワークス参戦を終了すると発表した。

今年5月、撤退が囁かれるチーム・スズキ・エクスターに対してMotoGPの商業権を持つドルナスポーツは「一方的な決定」は許されないとの声明を発表。両者は以降、協議を進めてきたが、このほど今季限りでの参戦終了で合意に至った。

スズキの鈴木俊宏代表取締役社長は声明の中で、今シーズンの最終戦まで全力でチームをサポートすると約束した。

「スズキは、サステナビリティの実現に向け、経営資源の再配分に取り組まねばならない中で、この度のMotoGPとEWCの参戦終了という決断をいたしました」

「二輪レース活動は常に技術革新・人材育成の場としてチャレンジをしてきた場所であります」

「この度の決断は、レース活動を通じて培ってきた技術力・人材を、サステナブルな社会の実現へ振り向け、新たな二輪事業の創生に挑戦していくことを意味しております」

「MotoGP復帰以来、私たちのレース活動を支えてくれた、ファンの皆様、テストを含めて関わってくれた全ライダー、全関係者の皆様に深く感謝申し上げます」

「アレックス・リンス、ジョアン・ミルの両ライダーとチーム スズキ エクスター、ヨシムラSERT Motulを最後まで全力でサポートをしてまいります。温かいご支援をお願いいたします」

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